名作は、目立たない。
グローバルブランド「UNIQLO(ユニクロ)」の特別コレクションとして、クレア・ワイト・ケラーが手掛ける「UNIQLO : C(ユニクロ:シー)」2026年秋冬コレクションが登場。一部の先行発売商品と足並みを揃え、また既存商品に新色が追加され、9月25日(金)に発売された。
若林拓也:実は、スルーしちゃいそうな名作が…。
今秋冬はブランド立ち上げから7シーズン目。「メンズ」のカテゴリーが追加された2024年秋冬から5シーズン目であるが、とにかく「ユニクロ:シー」ではスウェットシリーズやジップアップニットジャージなどのベストセラーが目立つ印象である。取材先のプレスルームで吟味した“短編・小出し”試着ルポ第4報は、そんなアイコニックな売れ筋の陰にひっそりと隠れたアイテムを掘り出してみる。
人気のニットジャージーに新色が登場
こちらは前回の“短編・小出し”試着ルポのラスト。ベストセラーの「スウェットオーバーサイズプルパーカ」と「スウェットワイドパンツ」を「59 DARK GREEN」の同色セットアップで試着した若林が、これまた大人気のユニセックス商品である「ミラノリブフルジップカーディガン」の新色を手持ち。まさしく、120%買って間違いのないマストバイがこの1枚の画像に詰まっている。
今秋冬は5色のカラバリのうち「09 BLACK」「78 PURPLE」「57 OLIVE」が新色であり、残る「15 RED」と「69 NAVY」は初登場した前春夏からの継続カラー。ジャージによくあるエステル素材かと思いきや、触わると「ユニクロ」で定評のあるミラノリブニットであるとわかるのだ。ノスタルジックなスポーツアイテムを大人の週末カジュアルにシームレスに落とし込んだクレアの手腕が光る。
若林:70年代テイストのフルジップが好みです。古着のベルボトムと合わせたくなりますね。あと、新色の黒は定番カラーだけに来年もありそう…。
スウェットパンツ(¥3,990)の「59 DARK GREEN」に合わせて、クレア・ワイトケラーの提案色である「57 OLIVE」を試着。ダークグリーンとオリーブが織り成すグラデーションが美しい。
なんと、すべてが継続アイテム。前春夏に登場した「コンビネーションスニーカー」の新色である「69 NAVY」を合わせた3点コーディネートが完成。
若林:今秋冬は濃い色が多くて選びやすい?
その通り。前春夏のカラバリを振り返ると、スウェットパンツには薄いブルーの「65 BLUE」、ニットジャージには茶系2色の「39 DARK BROWN」と「32 BEIGE」、スニーカーにも「ネイビー×バーガンディー」や「ミント×ブラウン」など玄人好みのカラーパレットが多かった。今秋冬の「ユニクロ:シー」のメンズには後光が差すような新作アイテムは存在しないが、その代わり、新色としてメンズの定番的なカラバリが充実しているのだ。
若林:ちなみに3点合計で13,970円(税込)です。
次に、スウェットパンツから着替えるべく、ダークグリーンやオリーブと相性のよいイエベカラーのパンツを物色。秋冬気分が高まるコーデュロイパンツも、「ユニクロ:シー」の手に掛かれば緩やかな丸みを描くバレルシルエットに着地する。「バレルジーンズ/コーデュロイ」は手持ちの「34 BROWN」と「09 BLACK」の2色展開。綿100%。
地味にスゴイ“隠れ名作”
そしてラックの奥に、着回しが効きそうな「メリノブレンドシャツカラーカーディガン」を発見。ともすれば店頭で埋もれてしまいそうな、襟付きカーディガンタイプのポロニットだ。「ユニクロ:シー」2026年秋冬の“隠れ名作”であると断言しよう。
若林:チクチクしません。あと丈夫。
これは伸縮性に富むリブステッチ縫製の利点だ。毛玉になりにくいメリノウールブレンド素材(ポリエステル45%・毛30%・アクリル25%)を使用し、肌触りもソフト。「09 BLACK」「69 NAVY」「57 OLIVE」の3色展開で、サイズ展開もXSから4XLまで(XS・XXL~4XLはオンライン限定)と幅広い。全色購入してヘビロテして欲しい。
若林:もちろん「57 OLIVE」をチョイス。インナーの「極暖ヒートテックカシミヤブレンドタートルネックT」(¥2,490)の上に着てみます。
これぞ、“大人のユニクロ”。
ファッション性・機能性・提案色など、今秋冬のエッセンスをすべて兼ね備え、通常のメインラインよりもクリエイションを先鋭化。ワンランク上の特別コレクション、「ユニクロ:シー」の秋色トータルコーディネートは4点合計で17,460円(税込)。
若林:ん? 20,450円(税込)ですね。試着中のベルトを含めて5点になるはずです。
なんと、ベルトは若林の私物ではなく、「ユニクロ:シー」の秋冬新作だった。伊・トスカーナで熟練工が丁寧になめした本革製の「イタリアンレザーロングベルト」は、剣先とループ部分の金属パーツが程よいアクセントとして機能する。ドレスとカジュアルをシームレスに繋ぐアクセサリーだ。
若林:イタリアっぽくもあり、ウエスタン調でもある。ビジネススーツに合わせても面白いかも。これもまた、今秋冬の“隠れ名作”になりそうです。
《オマケの1枚》
オマケの1枚。
若林の後ろにあるマネキンが着用しているアウターはボアジャケット!? 次回の“短編・小出し”試着ルポ第5報では、気温が20度を下回ったらすぐに動き出してしまうアウターを中心に紹介する。まだ半袖を着ている大人男子諸君、乞うご期待!
UNIQLO : C 2026年秋冬
テーマ:Precision in Softness
クリエイティブ・ディレクター:
クレア・ワイト・ケラー
発売日:2026 年 9月25日(金)
販売店舗:フルラインナップ店舗、オンラインストア/※一部商品を国内全店舗で販売
商品ラインナップ:ウィメンズ[22]、メンズ[18]、アクセサリー[2]