コラボじゃない「素のユニクロ」が一番使える。今回は、リネンが苦手だった僕を考え直させた「コットンリネン」シリーズ。シャツジャケットと半袖シャツの2アイテムについてです。
コットンリネンシャツジャケット|コットン66%、リネン34%。この比率が絶妙
この春夏のユニクロは「リネン推し」。ヨーロッパで栽培された亜麻を100%使用しているのがウリの「プレミアムリネン」もありますが、僕が気になったのはともう一つの「コットンリネン」シリーズ。コットン66%、リネン34%の比率が絶妙で、リネンならではの清涼感はちゃんと享受できるのに、見た目はコットン。リネン独特の風合いが少々苦手だった僕は、そこにまずグッときました。
とくにシャツジャケットがいい。デザインはカバーオール寄りのボックスシルエットで、余計な装飾がなくプレーンです。コットンのブルゾンを羽織っているのと、ほとんど同じ感覚で着られる。コットンリネン生地は薄手で清涼感があって、軽い。夏場でもエアコンの効いた室内では羽織りものが欲しくなりますが、そういう時にカバンにたたんで入れておける。必要な時だけさっと羽織れる。夏の冷房対策としてもかなり優秀だと思います。
両サイドのポケットも主張しすぎない切り込み型。ディテールもあくまでもプレーンなのはユニクロの良さですね。ネイビーの深みのある色も僕好み。インディゴに近いニュアンスがあって、カバーオールっぽい形との相性もいい。白シャツにジーンズを合わせてその上に羽織る。それだけで夏の着こなしが完成します。
コットンリネンシャツ|オックスフォードBDシャツの夏版として
半袖シャツは、オックスフォードのボタンダウンシャツの夏版、という感覚で着られるシルエット。リネンだからと身構えることもありません。
余談ですが、アメリカのユニクロサイトではこのシャツがオープンカラーのみの展開で、国内はレギュラーカラーのみ。オープンカラー版もかなり良かったんですが、オックスフォードシャツの置き換えとして考えるなら、レギュラーカラーですね。
ディテールも気が利いてる。前立てがフレンチフロントで、いわゆるアメリカのクラシックなボタンダウンシャツよりミニマルな印象に。襟もボタンダウンではなくレギュラーカラーで、少し小さめ。この辺りの匙加減がとてもうまいと思います。以前取り上げたハリントンジャケットと同じ方向性で、トラッドなアイテムを削ぎ落としてクリーンにまとめています。
シャツジャケットと半袖シャツ、この2枚を重ねて着るのもいいです。インナーにTシャツを合わせて、その上に半袖シャツ、さらにシャツジャケットを羽織る。全部コットンリネンで揃えても、くどくならないプレーンさがこのシリーズの強みだと思います。
リネンの清涼感は欲しいけど、リネンっぽく見えるのは嫌。僕のわがままに、この夏のユニクロは正解を用意してくれていました。
ユニクロの様々なコラボコレクションの展示会ルポを相棒のH條とともに担当。黒よりネイビー、コーヒーより紅茶派。猫も好きだけど犬派。
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