(前編のつづき)
今年1月に「GU(ジーユー)」のクリエイティブ・ディレクターに就任したフランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)が、初めて手掛ける「ジーユー」の2026-27年秋冬コレクションに先んじて、同じファーストリテイリング傘下ブランドである「UNIQLO(ユニクロ)」とコラボ。メンズ9型・ウィメンズ7型のカプセルコレクションとして、「UNIQLO F.RISSO(ユニクロ エフ・リッソ)」が誕生した。発売日は6月19日(金)。
それに先んじて、モデル・俳優・ミュージシャンの黒澤怜慈がプレスルームにて試着ルポ。前編では、オリジナルの手描きプリントや鮮やかなカラーパレットに彩られたリゾートスタイルに身を包んだ。
黒澤怜慈:後ろの公式ヴィジュアルからはイメージしづらいですが、実は「黒」のラインナップも充実しています。控えめな大人男子は断然こっち!
つづく後編では、買って120%間違いのない「黒」を中心に試着を重ねる。“Made for Dreaming”をコンセプトに掲げ、多幸感にあふれたカラーパレットと異彩を放つデザインが特色の「ユニクロ エフ・リッソ」にて、「黒」のスタンスやいかに?
①キャップ ¥1,990
記念すべき初コラボを象徴する柄が、「キャップ」に使用された手描きのフラワープリント。綿100%のツイル素材でアジャスターも付き、真夏でも汗ばむ心配は少ない。同じ無地のキャップで比較すると、メインラインでは芯地の入ったクラウンが特徴的だが、リッソの提案はソフトタッチだった。
黒澤:アウトドアライクな5パネル型。花柄も好きですが、今日の私服には黒が似合うかも。
両極端なファン層を取り入れそうな、フラワープリントと単色使いの黒。このキャップは「ユニクロ エフ・リッソ」の懐の深さを象徴している。
黒澤:あっ。黒のトップスがこんなにも!
ここで前編をおさらい。フランチェスコ・リッソとの初コラボである「ユニクロ エフ・リッソ」のメンズは、ポロシャツ、半袖ブロードシャツ、オックスフォード半袖シャツ、モックネックTシャツ、タックショーツ、ワイドショーツ、キャップ、ソックスの商品ラインナップで、ユニセックスのスカーフまで含めると9型。このうち、ポロシャツ、半袖シャツ、モックネックTシャツ、ショーツ2型、ソックス、スカーフの6型で黒ベースが揃うのだ。
②オックスフォードオーバーサイズシャツ ¥3,990
プレスルームに掲げられた公式ヴィジュアルからは全力の地中海リゾート気分が伝わってくるが、敬遠せずに深掘りすることをお勧めする。黒澤がピックアップした「オックスフォードオーバーサイズシャツ」は綿60%・レーヨン40%の混紡で、デニムシャツのようにしっかりとした厚みがある。
黒澤:標準的なLサイズでこの大きさ!
見た目はシンプルだが、“オーバーサイズ”の名の通り「ユニクロ」では例を見ないほどのボリューム。ちなみに黒澤の身長は181cmだ。スリーブは5分袖に近く、ボタン付きカフと剣ボロがユニーク。
黒澤:リッソさんは袖まくりを想定しているはず。
③タックショーツ ¥3,990
子供っぽく見えない大人ショーツはマストバイ。本コラボにロングパンツは存在せず、膝上丈と膝下丈のショーツ2型がラインナップしている。こちらの「タックショーツ」は、前編で試着したフラワープリントの色違いだ。フロントに2本のタックが施されておりクラシックな印象。タックのゆとりがある分、裾幅がワイドに開放される。
黒澤:同じシャツを着たまま、ショーツの丈の長さをチェックしてみます。次は長いほう!
④ワイドショーツ ¥3,990
膝上丈の「タックショーツ」と価格が同じ、こちらが膝下丈の「ワイドショーツ」だ。地厚の「オックスフォードオーバーサイズシャツ」とのボリュームバランスを考慮すると、「ワイドショーツ」に軍配が上がる。ショーツのみのスイッチだが、一気にストリート寄りにスタイルが激変した。
黒澤:丈が倍になったような体感です。ショーツにあまり慣れていない大人男子には、「ワイドショーツ」のほうがスムーズに移行できるはず。
⑤ソックス (各)¥390
単調になりがちな夏のコーディネートだからこそ、小物まできっちりと揃えて「大人のユニクロ」を演出したい。4色展開の「ソックス」が、陽気なイタリアンスタイルに快活なエッセンスを注入してくれる。現場では「66 BLUE」が可愛いと評判!
単発コラボなのか、継続的な新ラインになるのか? 「ユニクロ」とタッグを組み、新ラインの発足までたどり着いた主要ゲストデザイナーを国別に振り返ると、ジル・サンダー(独)、クリストフ・ルメール(仏)、ジョナサン・アンダーソン(北アイルランド)、クレア・ワイト・ケラー(英)と様々。
黒澤:そう考えると、フランチェスコ・リッソ(伊)さんはレアかも。入店するだけでハッピーになれるアーティスティックなカプセルコレクション、次の秋冬はもちろん、来春夏も見てみたい…。
黒との落差が面白い。“夢を見るために作られた(Made for Dreaming)”イタリアンなストリートスタイルは、シャツ(¥3,990)・ショーツ(¥3,990)・キャップ(¥1,990)・ソックス(¥390)のトータルコーディネートで10,360円(税込)。
⑥シルクプリントスカーフ ¥2,990
黒澤:これでイタリアの伊達男になれるかな?
首元の小気味よいアクセントに、花柄の「シルクプリントスカーフ」を手に取った黒澤。ひねりを加えて結んでみよう。リッソの提案ど真ん中だ。
⑦スーピマコットンオーバーサイズTシャツ ¥2,990
黒ベースを試着する後編のラスト。トップスを黒澤いち推しの「スーピマコットンオーバーサイズTシャツ」にチェンジしてみた。前編では「34 BROWN」を試着したが、モードなニュアンスが強い「09 BLACK」も揃うのだ。
黒澤:高尚なテクニックは必要なく、着るだけで誰もがワンランク上のファッションを楽しむことができる。リッソさん、さすがです。
ライン入りのモックネックと肘に掛かるほどの5分袖、そして膝下丈のショーツとのオフバランスで完璧な合わせ。脳裏に焼き付けておこう。
「手に取りやすい服でありながら、大きな想像力を宿すという考えに着想を得ました。本コレクションでは、統一感とアーティスティックな表現を掛け合わせ、実用性の中に遊び心と大胆さを織り込んでいます。“Made for Dreaming”というコンセプトのもと、これらのデザインが、身にまとう人それぞれの輝きを引き立てるよう願っています」と、リッソは公式コメント発表している。全4色を構成する「66 BLUE」と「30 NATURAL」を手に取った黒澤も、大きな想像力を宿したようだ。
黒澤:いつもならば足を踏み入れない着こなし、全身オフホワイトにチャレンジしてみます。
黒ベースの真逆へ。「ワイドショーツ」には「66 BLUE」が存在せず、「34 BROWN」「09 BLACK」「30 NATURAL」の3色が「スーピマコットンオーバーサイズTシャツ」とのワントーンコーディネートを構築可能。黒では不鮮明であったディテールを再度チェックしよう。
黒澤:フロントはベルトループとドローストリングの2WAYに、ウエストゴムまで加わったイージーな三重奏。スリットポケットの位置も好みです。
Tシャツとショーツを合わせただけのカジュアルスタイルだが、どこか正装の趣きさえある。
黒澤:アマルフィ海岸で映える着こなしのつもりがエジプト大陸まで行き着いてしまったような…。
前編と後編でお届けした試着ルポは以上。
元「マルニ」デザイナーのフランチェスコ・リッソをゲストデザイナーに起用した初コラボ、「ユニクロ エフ・リッソ」は6月19日(金)発売。カラフルなリゾートカジュアルを夏のワードローブに取り入れよう。
UNIQLO F.RISSO / ユニクロ エフ・リッソ
2026 年サマーカプセルコレクション
発売日:2026年6月19日(金)
ゲストデザイナー:フランチェスコ・リッソ
テーマ:Made for Dreaming
型数:メンズ(9)・ウィメンズ(7)