選択肢の多いメガネだが、紳士服を着るなら久しぶりにクラシックな黒縁にかけ替えたい。ボリュームやサイズにこだわることで、ドレスアップとドレスダウンを思いのままに。
04:JULIUS TART OPTICAL
「CAMERO」は’60年代後期にリリースされたフレームをリバイバルしたモデル。ビッグシェイプのスクエア型に、高めのブリッジという組み合わせのアンバランスさが特徴。ナードな雰囲気が今の気分だし、耳への負担を抑える細身のテンプルによってかけ心地も快適さをキープ。
05:LAZARE STUDIO
フランス発ラザール・ステュディオは独自開発した日本製の上質な部品と、リヨンの職人技の融合にこだわるブランド。フレームに日本製アセテートを採用して、6㎜の細さまで研磨した「bufalino」は華奢さが魅力だ。角をやわらかく出したヘキサゴンのシェイプが優しい印象。
06:AYAME
’70年代のドライバーズグラスから着想を得た「KAGE」。広い視野を確保するという本来の機能性に焦点を当て、レンズは限界までワイドに設計。ティアドロップ型をベースに、ブロウラインをやや下げることでタレ目のような優しい印象もプラス。この抜け感は、ドレッシーなジャケットスタイルのハズシにもってこい。
07:YUICHI TOYAMA.
ユウイチ トヤマの新モデル「U-174」は’60年代のデザインを彷彿とさせるレトロなシェイプ。後削りという技法によって、丸みをおびたフレームに平面的なブロウラインを掛け合わせたのも特徴。細フレームを独創的なカッティングで仕上げた一本を、さりげなくこなしたい。