2026.10.10
最終更新日:2026.10.10

おしゃれな大人が買ってよかった「僕の主役ジュエリー」4人の実例

長い時間(半永久的に)目で自分を甘やかすことができるのはジュエリー。服のアクセントではなくジュエリーが先で「主役」、服はそれを立てる「脇役」と考えれば、一点投資する努力もなんのその。

パール、ストーン、ゴールド…重ねるほど面白い|越智康貴(DILIGENCE PARLOUR フローリスト)

越智康貴/DILIGENCE PARLOUR フローリスト
越智康貴/DILIGENCE PARLOUR フローリスト ジュエリー

「心の中にある世界観を、身体の上で表すためにジュエリーがあります。例えばSOPHIE BILLE BRAHEのパールネックレスは『水平線から昇る朝日』にインスピレーションを受けた詩的なデザインが素敵。そこにFIVE THIRTY PARKの黒水晶と18Kプレートを用いたペンダントを重ねると、強さが生まれて自分らしいバランスです。大胆なストーンが主役として映る一方で、その石と18Kの削り出しは繊細そのもの。同ブランドのリングで、輝石や18Kの輝きを手元にも。服は古着のレザーライダースとブラックデニムです。一見シンプルな日常着の中に、古いものと新しいもの、くたびれたものと輝くもの、繊細さと大胆さが同居しコントラストを高めてくれるのがジュエリーです」

いつもの和装に時をかける装身具をミックス|泉二啓太(銀座もとじ 店主)

泉二啓太/銀座もとじ 店主
泉二啓太/銀座もとじ 店主 ジュエリー

「よく足を運ぶ奄美大島の大島紬の着物に、着るほど柔らかく経年美化する結城紬の羽織。そんな日常の和装に輝きを添えるのが、金工の羽織紐『兵庫鎖 二連』。もとは太刀を腰から吊るした鎖の技法を、人間国宝・奥村公規さんが装身具にしています。純銀を編み込んだミニマルなデザインで、ルーツは古いのにモダンに映る。伝統を掘り起こし、現代に生かしていることに惹かれますし、使うほど銀に鈍さや味が出るのも楽しみ。一方、SHIHARAのゴールドリングは大切な出来事の年月日や時間の刻印を入れていて、ないと不安になる身体の一部。『長い時間を飛び越える装身具』と『自分だけの時間を刻んだ装身具』が同居して自分のスタイルが成立します」

服より先に、いつものゴールドジュエリーがある|佐藤佑樹(Cale デザイナー)

佐藤佑樹/Cale デザイナー
佐藤佑樹/Cale デザイナー ジュエリー

「左手には結婚指輪と腕時計。であれば右手は?という不足感からブレスレットを探し始めました。アイコニックなものより匿名的なデザインを。華奢なものよりボリュームのあるゴールドを。そして見つけたのがUNOAERRE。金を時価で買い、シンプルに身につけるヒップホップカルチャーにも通じるような、地金そのものの存在感がよかった。同じシリーズのネックレスも追加購入しています。一方、リングはロンドンで修業を積んだジュエリーデザイナーの友人にオーダー。ダイヤと誕生石を入れ、右手の薬指につけています。すべて毎日身につけるもので、服との相性を考えることはありません。服に合わせて足す装飾ではなく、服より先にジュエリーがあります」

美しい造形を日々「着飾らず」当然と身につける|高橋祐也(PLUIE デザイナー)

高橋祐也/PLUIE デザイナー
高橋祐也/PLUIE デザイナー ジュエリー

「ジュエリーを身につけるとき、着飾るという感覚はありません。自分がデザインするPLUIEのジュエリーのコンセプトには『飾るもので、飾らない』という逆説があります。いくつ重ねても身体から切り離された記号にはならず、素肌からの延長で自然に存在していてほしい。例えば、風や水面の動きを表すリングや、“縛られない=自由”を形にしたループ型のネックレス。人間がすでに知っている美しさが大切です。服は大概シンプルで、Tシャツ一枚の日も、ジャケットの日も、ほとんどssstein。足しすぎず引きすぎない感覚を保つため、自分自身もニュートラルでいたいんです。そんな普段の装いの中で、その日の気分に自然と馴染むジュエリーを手に取っています」

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