リーズナブルで欲しくなったときについ手がのびる、お値段以上の黒名品。プロたちに、パックTシャツからデニムまで、ワードローブに欠かせない「グッドバリューブラック」と黒へのこだわりを教えてもらった。
Wranglerの’90年代ヴィンテージストレートジーンズ
年を重ねた今こそはきたい黒ジーンズ
「強い黒より、曖昧な黒に惹かれます。そんな感覚でブラックジーンズを探していたら、仙台のアントレーというショップで『’90年代のラングラーがいい』と教えてもらいました。同じ年代のリーバイス501や505が高騰してきた一方で、この一本なら手頃です。経年変化のしかたがよく、スミクロの表情が好み。起毛して柔らかくなった生地も含めて、どこか黒のコットンパンツのようでもある。シャープではなく、やや野暮ったいストレートもいいですね。誰もが知る名品ジーンズのような記号性がなく、服だけが先に立ちません。こういう黒なら、普段よく着る茶色やグレー、ネイビーと自然に合います。もちろん、日焼けした肌や白髪交じりの髪のように、自分が積み重ねてきた時間とも無理なく馴染むんです。アントレーで購入して以来、似た個体が入ると連絡をもらって買い足しています」(小澤匡行/編集者)
HanesのクルーネックTシャツ「KURO」
どんなスタイリングにも合わせられる最強のスタンダード
「ヘインズ史上最高の黒Tを銘打っている、こちらの“KURO”。洗っても色褪せにくいのが特徴で、肉厚でソフトな肌触り。形はタイトでもビッグでもなく極めてスタンダード。スタイリングに合わせてサイズを変えて愛用しています。テーラードジャケット、レザージャケット、リジッドデニム、軍パンなど、服のテイストを問わず着こなしに合わせられるフラットな存在です」(西口修平/BEAMS F ディレクター)
VIBSOXの和紙ショートリブソックス
機能に偏らず、ファッション目線でも安心です
「ファッションと機能のバランスがいい、ビブソックス。スニーカーとのブランド合わせを気にする必要がなく、ローゲージのリブはショーツに合わせてもいいあんばいに仕上がる。靴下の三大産地の一つ、奈良製という信頼感を裏切ることなく、和紙を混紡したさらっとしたはき心地は快適そのもの。マイスタンダードとして常備しておきたいので、7足以上ストックしています」(梶原由景/クリエイティブディレクター)
OAKLYのビーチサンダル
気楽なビーサンをスラックスに合わせています
「サンダルの中でもビーチサンダルくらい気楽なものをスラックスに合わせています。これは鼻緒が細すぎず、フットベッドが厚く、出張や展示会で歩き回る日でも疲れにくい。気がきいていながら5000円以下なのは安いし、オークリーというスポーツブランドも好み。郊外の大型ショッピングセンターで買える身近な存在ですが、それをどう使うかこそが面白いと思います」(西野大士/NEAT デザイナー)
johaのウールシルクボクサーパンツ
2年はいてもへたらない、旅にも登山にもベストな一枚
「機能的な下着をずっとリサーチし続けていて、アウトドアからファッションブランドまで試した結果、今はデンマーク発のヨハに一本化。メリノウールとシルク混の素材は肌当たりがとてもよく、吸湿・防臭性も高い。締めつけ感がないフォルムで、やや厚手なのも珍しい。雑に洗濯しても2年ほど現役で活躍してくれます。抜群の耐久性でコスパが高く、アンダーウェアを探し続けるストレスがなくなりました!」(田窪朗/山荘 飯島 オーナー)