流行りのレザーアイテムをひと足先に選ぶならば、買ったその瞬間から身に馴染むしなやかさと、スラックスにも合う上品さを備えたものを。そして10年先も似合うよう一緒に年をとる=経年進化を楽しめることが大切だ。ウェアからバッグまで、いま気分なレザーアイテムを紹介。
レザーをとにかく薄くそして軽くなめし、シャツ感覚ではおれるスエードジャケットは、今季のマストハブの一つ。クラシックに振りすぎないサイズとカラーが決め手だ。
01|McGREGOR for Steven Alan
オーセンティックなアイテムは
スエードで上品に魅せる
マックレガーのアイコンの一つであるドリズラージャケットを羊革で製作した一着。繊維層がきめ細かいトルコシープを約0.4㎜の薄さに仕上げることで、シャツ感覚で腕まくりができるほどの柔らかさと軽さを実現。スエードならではのシルキーな風合いには大人の気品が漂う。
02|JW ANDERSON
グレーのスエードは
ディテールと着こなしでラフに
コンサバな印象があるグレーのスエードジャケットだが、JW アンダーソンが手がける一着は、カジュアルながらどこか洗練された都会的なムード。張りがあるカウレザーの袖リブと襟にはウールの切り替えを合わせ、さらに同革生地のくるみスナップボタンを施すことで、ワントーンでも表情は豊かだ。インナーのシャツはあえてボタンを開け、ラフに着こなしたい。
03|EMMETI
スエードジャケットこそ色で遊ぶ
柔らかいゴートスエードをスポーティなコーチジャケット型に落とし込んだエンメティの一着は、前振りの袖つけなど立体的なパターンで着心地を担保。目をひくマットな赤色が、重くなりがちな秋冬の着こなしを鮮やかに見せてくれる。
04|PORTER CLASSIC
カバーオールタイプはリュクスなムードで
武骨なカバーオールを着るなら、奥行きのある上品なオリーブカラーに染め上げた質のいいラムレザーを使用し、さらにライニングはシルク生地を張ったリュクスな一着を。袖裏と襟裏に施された表革やアンティーク調のボタンが遊び心を演出する。
05|ARMA
ファクトリーブランドが手がけるタイムレスな風合い
1985年にアムステルダムで立ち上がったアルマは、長年にわたりトップメゾンのレザー製品の生産を請け負うなど、ファクトリーブランドたる卓越した技術力が強み。約0.7㎜までなめしたトルコ産のゴートレザーを、裏地のない一重仕立てにすることで、身体に吸いつく軽やかな着心地を実現。中でもこの「FADED DENIM」カラーは、レザーには珍しいヴィンテージデニムのように色落ちした風合いが魅力のタイムレスな一着だ。
06|HEUGN
ミニマルなブラウンはどのシーズンでも活躍する
同色のボタンを使用するなど、ミニマルを極めたユーゲンのレザーシャツジャケットはピッグスエードを採用。ほかの革に比べ通気性がよいため蒸れにくく、摩擦に強いタフな実用素材だが、驚くほどしなやかで上品なドレープを楽しめる。スエードならではの艶やかな表情があり、シャツとしてTシャツに合わせる初秋から、ドレスの合わせ、さらにはコートのインナーなどさまざまなシーンで活躍する、万能なアイテムだ。