
汗ばむこれからの季節、ファッションだって健康的なスタイルを楽しみたい。ラグビー、ポロ、サッカーなどのスポーツシャツとショーツの旬の着こなしとは?
01|パステルカラーで品よく調整

大人のスポーツシャツ×ショーツの着こなしで意識すべきは、ヘルシーなムードの中にどうやって上品さを加えるか。まず提案したいのは、長袖ラガーシャツと膝丈ショーツの組み合わせ。ラガーシャツはあえて古着で探してみるのがおすすめだ。こちらはラグビーシャツメーカーの定番、バーバリアンのボディを使った一枚で、洗い込まれたヘビーウェイトなコットンがすっと肌に馴染む。合わせたのはしなやかな風合いが特徴的なグラミチのレモンイエローのショーツ。優しいパステルカラーがラガーシャツのスポーティさを品よく中和する。ソックスも同色にするのがポイント。
02|全身白に振り切ってみる

ラコステの「L.12.12」は、オールホワイトのスタイリングで思いっきり爽やかに。この夏は、テニスのドレスコードである白を最大限生かしたコーディネートにあらためて挑戦したい。Yのショーツは古着のコットンシルクのチノパンツから着想を得たアイテム。オーガニックコットンとテンセルの交織と加工によって、ヴィンテージのような落ち感と程よい光沢を再現している。ジャストサイズのポロシャツをタックインしたときのクラシカルな渋さがいい。顔まわりをサーモントのメガネで引き締めれば完璧だ。
03|レトロアウトドアに味つけ

白とは対照的にブラウンを基調にして、レトロに着崩すのも面白い。こちらは尾花大輔氏がデザインを手がけ、小松マテーレ社の特殊加工を施した生地を使ったポロシャツ。ドルマンスリーブが特徴で、セダン オールパーパスのバーガンディのカーゴパンツとマウンテンブーツでノスタルジックな雰囲気をプラスした。モデルのウエマツタケシさんは4年ほど前に故郷の山梨県北杜市に戻り、アーティスト活動やギャラリーの運営をしている。早朝か夕暮れに近所の渓流を散歩し、気分が向いたら写真を撮り、テンカラ釣りをする。都会の喧騒から離れた、そのライフスタイルが健康の秘訣。
04|ゲームシャツはロンT感覚で

ゲームシャツは古着でお気に入りのデザインを探す時間も楽しい。学芸大学のアウスギャングでは、欧州各国のさまざまなフットボールアイテムが見つかる。アムステルダムに本拠地を置くサッカークラブ、アヤックスの2000~’01年シーズンのトレーニング用のシャツに、膝上丈のノアの短めのショーツでメリハリをつけたスタイル。気負わず、ゲームシャツをロンTの延長線で着こなしてみよう。ショーツはナイロンではなく、コットン素材の短丈くらいがちょうどいい。