憧れはあるけれど、どう着ればいいのか難しいレザーシャツとレザーパンツ。業界のおしゃれな人たちのリアルな着こなしから、その魅力や合わせ方を学ぼう。
FRANK LEDER|大谷勇輝さん(MACH55 Ltd. MANAGER)
シャツは縦長シルエットに
ゆるいジャケパンスタイルで
「レザーシャツをジャケットのインナーとして着るのが気分。そんなときはすっきりとしたボリュームを選ぶのが肝心です。フランク リーダーのレザーシャツがまさにそうで、縦長のすっきりとしたシルエットでジャケットの中でもきれいに収まる。一方でジャケットを脱いだときの表情もサマになります。こういうレザーシャツって探してもなかなか見つからない。極めて柔らかいベイビーゴートレザーは、肌あたりが滑らかで快適。少しゆとりのあるダブルジャケットとパンツを選び、かっちり着るというよりはだんだんと自分に馴染ませていく感覚でしょうか。革本来の自然な風合いやシワを楽しむスタイリングで仕上げました」
CINQUANTA|安武俊宏さん(ecle inc. 代表)
スエード×ローゲージニットの
秋にしかできない着こなしを
「レザーシャツをインナーとして使うと、コットンのシャツとはまったく異なる優雅なドレープが出て、一気に着こなしにしゃれ感が増すんです。このチンクアンタのものは0.4㎜の極薄ゴートスエードで作られていて、レザーとは思えない軽さ。そこにリネンのようなシャリ感のあるローゲージのニットベストを重ねてみました。マットなスエードとザラつきのあるニットって実は相性がよく、ずっと試したかった組み合わせ。季節の変わり目でしかできない着こなしだから、余計新鮮に映りますね。サイドポケットが見えない仕様、小ぶりな襟やスナップボタンなど、インナー使いして違和感なく着られるレザーシャツはとても重宝します」
SHEIK YERBOUTI|水澗 航さん(ENKEL 主宰)
黒の表革にはブラウン系の
アイテムでまとめて落ち着かせる
「黒の表革シャツは確かに難易度が高いんですが、合わせるアイテムを落ち着いたブラウン系で統一すると洗練された雰囲気に仕上がります。またレザーシャツは通常のシャツよりどうしても厚みが出るため、アウターはアームホールが広くとられたブルゾンかコートを選ぶことも重要。こちらのシーク ヤブーティの一着は最高級のスペイン産の羊革を贅沢に使用し、非常にしなやかでマットな質感で落ち着いています。裾がカットオフされたデザインはタフさを軽減させ、ファッションとしても落とし込みやすいんですよね。寒くなってきたら、下にシャツを挟み、最後にコートをはおるレイヤードも試したいです」