
梅雨シーズンにマストな折りたたみ傘。これから買うなら、真夏の猛暑対策にも有効な晴雨兼用タイプを選ぶのが正解だ。重視するのは軽さか、大きさか、遮熱機能か? 自分に合った一本を選んで欲しい。
無印良品|晴雨兼用 折りたたみ傘


シンプルでカラー展開が豊富な超コスパ傘
今年は4タイプの晴雨兼用折りたたみ傘を展開している無印良品。メンズには雨から濡れるのをしっかり防げる親骨60cmのタイプがおすすめだ。持ち手がJ字型のものもあるが、コンパクトなのはこちら。UVカット率90%以上の生地にフッ素フリーの撥水加工を施している。
傘を閉じると自動的に折りたたまれ、左右どちらからも留められる仕様が便利。ダークベージュほか9色の豊富なカラー展開もありがたい。
【骨本数】6本 【親骨の長さ】60cm 【直径(使用時)】107cm(編集部計測) 【折りたたみ時(長さ)】26cm 【本体重量】234g 【遮熱機能】なし
コンビニエンスウェア|晴雨兼用スリム傘


遮熱機能付きでしゃれていてこの価格は驚異的
ファッションデザイナーの落合宏理との共同開発で洋服を中心に雑貨類も手がけるファミマのオリジナルアパレルブランド、コンビニエンスウェアから今シーズン晴雨兼用傘が初登場。たたんだときの見た目がかわいい「ミニ傘」もラインナップするが、より実用的なスペックの「スリム傘」をおすすめしたい。
防水・撥水加工されたポリエステル遮光生地の裏にPUコーティングを施し、紫外線をカット。UVカット率99.9%、UPF50+、遮光率99.9%とハイスペックで、遮熱効果も備える。アルミをメインに一部グラスファイバーを使用して骨素材の強度にもこだわった。カラーは写真のグレーのみ。
【骨本数】6本 【親骨の長さ】55cm 【直径(使用時)】97cm 【折りたたみ時(長さ)】23.5cm 【本体重量】182g 【遮熱機能】あり
ユニクロ|UVカットコンパクトアンブレラ 遮熱/親骨55cm


東レと共同開発した遮熱機能付きの新作
これまでもUVカットの晴雨兼用傘は販売していたが、今年は東レと共同開発した遮熱機能付きのハイスペックな生地を使用した新作が登場。傘が熱を反射・吸収するので「日陰を持ち歩くような快適さ」が叶うと、早くも話題に。
しかもユニクロの傘は8本骨組みで、強風にあおられても傘部分が回って風を受け流す回転機能付きだから強度も高く壊れにくい。ウッド調のハンドルもスタイリッシュだし、閉じれば自動的に傘が折りたたまれ、気持ちよく使える。300gと他社に比べてやや重さはあるが、さしたときの涼しさには代えがたい。30 NATURALと09 BLACKの2色展開。
【骨本数】8本 【親骨の長さ】55cm 【直径(使用時)】99cm 【折りたたみ時(長さ)】27cm 【本体重量】300g 【遮熱機能】あり
KARRIMOR|all weather umbrella


水がしみにくい収納ケースにも特徴あり
英国のアウトドアブランド、カリマーからも今季、晴雨兼用傘が初登場した。天気が急変することが増えた昨今の気象状況を鑑みて、撥水・UVカット・軽量設計など、傘に求める要素を詰め込んだ多機能型オール ウェザー アンブレラに。天気の変わりやすい山ではもちろん、遮熱効果も併せ持つので都会での日焼け防止や熱中症対策にも有効だ。
シャフト(中棒)は5段タイプ、傘部分の親骨も5段で、短くコンパクトに折りたためる設計。また付属の収納ケースは本体生地を3枚重ねることで縫い目以外からは外側に水がしみ出しにくい構造だから、雨がやんだらケースに入れてバックパックの外ポケットに収納する際も安心だ。気分が上がるシルバーのほか、ダークチャコールとサンドの3色展開。
【骨本数】6本 【親骨の長さ】52cm 【直径(使用時)】94cm 【折りたたみ時(長さ)】16cm 【本体重量】185g(ダークチャールは175g) 【遮熱機能】あり
Snow Peak|スノーピークアンブレラUL グレー


150gと軽量で体が濡れにくい直径100cm
2016年から晴雨兼用折りたたみ傘を展開しているスノーピークの定番。遮熱機能はないもののUVカット機能付きで、今回の8本の中では一番軽い。しかも直径が100cmと、メンズでも余裕のある大きさ。
バッグに常備しても重さを忘れる150gで、安定感のある親骨8本の構造。フィールドでも街でも活躍してくれる。グレー(写真のグレージュカラー)のみの展開。なお、公式オンラインストア限定で展開されているブラック(¥7,920/【本体重量】175g)は、同サイズでUVカット機能が進化したモデルになっている。
【骨本数】8本 【親骨の長さ】55cm 【直径(使用時)】100cm 【折りたたみ時(長さ)】22cm 【本体重量】150g 【遮熱機能】なし
mont-bell|トラベル サンブロックアンブレラ55


人気モデルにひとまわり大きな直径95cmタイプが新登場
ここ数年、完売が続くモンベルの遮熱機能付き軽量傘に、従来モデル(直径88cm)よりひとまわり大きい直径95cmの大きめサイズが新型で登場。裏面にコーティングを施しているので遮熱機能に加え、下からの照り返しを吸収してまぶしさも軽減してくれる。親骨にはカーボン繊維強化樹脂を使用することで159gという軽量化を実現した。
モンベルはアウトドアブランドの中でもいち早く1987年から傘に参入。2016年に日差しを反射するシルバーコーティング仕様の8本骨構造「サンブロックアンブレラ 55」を、2021年に軽量性追求した6本骨の「トラベル サンブロックアンブレラ 50」を発売し、アウトドアユーザーだけでなくデイリーに使いたい人々の間でも話題を呼んだ。最新の「トラベル サンブロックアンブレラ55」は、タンのほか、ブルーグリーン、オレンジの3色展開。
【骨本数】6本 【親骨の長さ】55cm 【直径(使用時)】95cm 【折りたたみ時(長さ)】25cm 【本体重量】159g 【遮熱機能】あり
THE NORTH FACE|モジュールアンブレラ


セルフで分解&修理可能なサステナブル仕様
2023年にブランド初となる独自構造の折りたたみ傘を発表したザ・ノース・フェイス。シャフト、骨、生地とセルフで分解ができる構造で、交換用の修理パーツ(別売り)もラインナップしている。どこかが破損したとしても傘全部を廃棄することなく使い続けることが可能という新発想。
骨にはアルミと繊維強化プラスチックを採用し、強度と軽さを両立。30Dジオリップストップリサイクルポリエステル生地にUVケア機能を施して晴雨兼用傘に仕上げている。直径100cmのメンズにうれしい大きめサイズ。ハンドルの底部が開閉できるポケットになっていて、そこに傘袋が収納できるという点も気がきいている。傘を閉じれば自動的に折りたたまれる仕様。ブラックとフォールンロック(カーキ系)の2色展開。
【骨本数】7本 【親骨の長さ】60cm 【直径(使用時)】100cm 【折りたたみ時(長さ)】28cm 【本体重量】230g 【遮熱機能】なし
D-VEC|ALLWEATHER SHADING UMBRELLA 60


大好評超ハイスペック傘の親骨60cmに注目
フィッシングのDAIWA(ダイワ)の機能性にファッション感度の高いデザインで、防水スニーカーでもヒットを飛ばすディーベック。実は軽量傘もスゴイ。ダイワのフィッシングロッドに使われているカーボンテクノロジーを応用したと聞けば、その軽量性と耐久性はお墨付き。シャフトはもちろん親骨にもカーボンを使用。さらに遮光率99.99%以上、UVカット率99.00%以上の1級遮光生地に、地面からの照り返しを防ぐ黒のラミネーション加工を施して、完璧な“軽量の晴雨兼用折りたたみ遮光傘”を完成させた。
ディーベックはブランド立ち上げの2017年から軽量傘を手がけ、1級遮光仕様でなければスマホより軽い約76gの晴雨兼用傘もラインナップする。近年、感度の高い女子の間ではディーベックが晴雨兼用傘のステータスに。日傘男子が増えた2024年に親骨60cmを発売し、メンズのユーザーも急増中。ネイビーほか、オフホワイト、ブラック、ベージュ、ピンクの全5色とカラーも豊富で、閉じれば傘部分も折りたたまれ、言うことなし。価格以上のスペックを感じる。
【骨本数】7本 【親骨の長さ】60cm 【直径(使用時)】100cm(編集部計測) 【折りたたみ時(長さ)】25cm 【本体重量】164g 【遮熱機能】あり
カリマーインターナショナル TEL:03-3221-6883
グローブライドお客様センター TEL:0120-506-204
ゴールドウイン カスタマーサービス TEL:0120-307-560
スノーピーク TEL:0120-010-660
ファミリーマートお客様相談室 TEL:0120-079-188
無印良品 銀座 TEL:03-3538-1311
モンベル・カスタマー・サービス TEL:06-6536-5740
ユニクロ TEL:0120-170-296