普段の取材を通して審美眼を磨いているUOMOエディターたちが「買ってよかった」と思った愛用のショルダーバッグを披露。バッグを新調したいと考えている人はぜひ参考にしてほしい。
01:Felisi|レザーショルダーバッグ「25/40/LD+A」
芳醇な革の香りに心が安らぐ
スーツやジャケットに合うレザーバッグを探していた。革製品はだいたい、まずは黒か茶かという話になる。けれど、ある程度フォーマルなものになってくると、靴やベルトと色を合わせたくなって、結局黒も茶もとなることが多い。
とはいえ、どちらにでも合う色があれば、それほど使い勝手のいいモノはないのも事実。それをフェリージで手に入れた。フェリージにはナイロンボディにレザータグ、取っ手にトリコロールのリボンという印象があるが、こちらは、鴨志田康人さんが監修する「Ferraresi(フェラレージ)」という新シリーズ。フェリージの故郷である、イタリアはフェラーラの街並みや雰囲気に着想を得た絶妙な色味と、柔らかいシボ革の相性がよく、このグリーンのほかにもボルドーやトープ、コンクリートグレーなどがある。メッセンジャーやトート、ボンサックなど形も豊富だ。
選んだのはショルダータイプ。普通はパッドが入ったテーラードジャケットにショルダーバッグは避けるが、これはストラップが平たく、作りも良いため気にならなかった。イタリア出張でも持ち歩いたが、口にマグネットが付いているので、身体に沿わせて持ち歩けば安心。おろしたそばから酷使してしまったが、さっそくいい感じの顔になってくれた。
クルマと時計担当。幼少期からのクルマ好きで、大学時代は自動車部に所属。ウェブでは「文化系ネオクラシック車と30人の男たち」も手掛けた。愛車はアルファロメオの「ジュリア」。クルマはイタリア車好き、ワードローブはカジュアルなフレンチスタイルが好み。猫舌のため一年中、アイスコーヒー派。
02:Brady for TOMORROWLAND|LEVEN MEDIUM コットン ショルダーバッグ
このサイズ感が欲しかった!
アナログ人間なので、いまだに大荷物派。なので、普段、使っているバッグも必然と大きいものになってしまう…。とはいえ、いいかげん、重い荷物を持って日々、動き回るのも体力的に厳しい年齢になってしまいました。でも、コンパクトなサイズだと、容量が物足りない。そんな風にアレコレ考えていると、意外と買い替えのタイミングを逃してしまうのが、バッグというアイテムです。
そんな時に出会ったのが、トゥモローランドがブレディーに別注したこの「LEVEN」。ワンショルダーのバケットタイプで、ラフに肩掛けできるカジュアルさが魅力のバッグです。前から気になってはいたのですが、通常展開の「LEVEN」だとややサイズが大きく、小さい「LEVEN MINI」だと、さすがに荷物が入りきらない。そんな時、この二種の中間を狙った、ミドルサイズの別注バッグがトゥモローランドから発売されて、即決してしまいました。
ズボラな自分には、モノをガシガシ出し入れできるバケットタイプがピッタリで、ツイル生地の間に、ポリウレタンシートを挟んで圧着させたつくりなので、雨の日にも安心です。強度のあるツイル地だから、ラフに使っても気にならないし、長く使い続けた時の“アジ”も楽しめそう。自分は王道のブラックを選びましたが、トゥモローランドだけの別注カラーとしてエクリュもラインナップ。こちらも涼やかな見た目で、夏の着こなしにマッチする逸品です。
2025年よりUOMOプリント版編集長。実は以前にも8年間UOMOに在籍していた。好きなモノは古いカメラとサウナ。昔はまわりに「面白い趣味ですね!」と言われ盛り上がることもあったが、最近は世間にこすられ過ぎて「あ~みんな好きっすよね」で話が終わってしまいがち…。
03:SANDQVIST|ショルダーバッグ
円安にひるまず、海外サイトで購入
バーニーズニューヨークの展示会で見て、スエードの質感とサイズがちょうどいいなと思っていた。2月入荷と聞いていたけど、年末の仕事納めの開放感で思わずブランドがあるスウェーデンのサイトで購入。円安猛々しい今日この頃だが、私は円換算するのをやめることで円安でもひるまず買い物するというライフハックを会得しているので問題ない。$559と書いてあったら、なるほど$559ねとそのまま購入するのみ。でも関税の1万円は、不意打ちだったのと円で徴収されるのとで地味に効いた。計算するとバーニーズで購入するほうがだいぶ安かった。
たったの10日で届いた。サイズは素晴らしい。13インチのPCとiPadとUOMO本誌を入れても余裕。ベルトの長さは調節できるので、肩掛けも斜めがけもできる。私はさらにコンパクトに持ちたくて、持ち手を結んでみたらベルトのサイドが切れたのでそれは推奨しない。ついバッグや靴は黒を選びがちだけど、それ以外の色を選ぶと全体の印象が明るくなっていいなと思う。ディオールのチャームをつけてカスタムした。シンプルなので、いろいろ遊べるのも楽しいところ。
世界を旅することを愛し、3人の息子たちとともに、これまでに19カ国を訪問。メキシコ、トルコ、モロッコが特にお気に入り。海外の旅行先では必ず料理教室に参加し、帰国後は各国の料理を自宅で再現している。旅好きながらもインドア派で、家に籠もって洋裁やDIYをするのも大好き。
04:PORTER|吉田カバン90周年記念展覧会限定ショルダーバッグ
スーベニアバッグを超えたクオリティ
吉田カバンが創業90周年を記念して2025年11月に開催した展覧会「Every day is a new beginning」にて、会場限定で販売されたショルダーバッグ。
いわゆるスーベニアバッグ的なものではあるのですが、そこは吉田カバンクオリティ。しっかりしたナイロン素材、取り外し可能な内ポケットなど、手を抜くことなく真面目にしっかり作り込まれていることがわかります。
5色ほどカラバリがあった中で、ネイビー×チョコレートブラウンの配色をチョイス。13インチのMacBook Airもすっぽり入るサイズなので、週末バッグとしてだけでなく、仕事バッグとしても重宝しています。
ワードローブのほとんどのアイテムがネイビーの“ネイビー男子”。愛犬家、コーヒーより紅茶派。コラボじゃない “素のユニクロ”を研究する「世界一詳しいユニクロ・スタンダード学」を連載中。
05:PORTER|TANKER スリングバッグ
タンカーの魔力
‘90~’00年代に青春を過ごした世代にとって、やっぱりポーターのタンカーシリーズには、理由がなくとも惹きつけられてしまう魅力がある。特に2021年にデビューした新色、このアイアンブルーシリーズは、自分以外にもとてもファンが多いはずだろうと思います。発売したての頃に、このスリングバッグを買い、この中に財布、名刺入れ、デジカメ、鍵などを入れて本当に365日、肌身離さず使っていたら、さすがにクタクタのボロボロに。「その使い込んだ感がいいじゃないっすか!」と、褒められることもあるけれど、さすがに買い替えようと思って、二代目を最近になって買いました。
その間に、このタンカーシリーズもアップデートがなされ、素材が100%植物由来ナイロンに変更。サステナブルを意識した、環境にも優しいニュータンカーに生まれ変わりました。ナイロン素材は、確かに使い続けるとレザーなどのエイジングというより、やはりダメージに近い経年変化が生まれてしまうのですが、エコにも配慮した素材になったなら、買い替えのハードルも少し下がったような気もします。
しかし、旧素材のものとこの現行品を見比べてみても、全く違いがわからない…。これがトウモロコシとヒマを由来資源としていて、しかも実は強度も増しているというのだから本当に驚き。値段は少しお高くなってしまったけど…納得の進化だと思います!
2025年よりUOMOプリント版編集長。実は以前にも8年間UOMOに在籍していた。好きなモノは古いカメラとサウナ。昔はまわりに「面白い趣味ですね!」と言われ盛り上がることもあったが、最近は世間にこすられ過ぎて「あ~みんな好きっすよね」で話が終わってしまいがち…。









