持ち運びのしやすさと収納力を兼ね備えた財布といえば、選択肢の筆頭にあがってくるのが「二つ折り」モデル。ハイブランドのアイテムなら、閉じた時でも開いた時でも様になる。
01:Cartier|Must Wallet
ロングセラーをよりエレガントに刷新
ハイジュエラーとして知られ、高級時計でも確固たる地位を築くカルティエは、エレガントなレザーグッズでも支持が厚い。1973年に誕生した「マスト ドゥ カルティエ」ラインの財布は2000年代から定番として親しまれ、象徴的なバーガンディカラーのレザーとともに憧れの存在に。2026年春夏はメンズレザーグッズコレクションがアップデートされた。
これまでオーバルスタンプの中に配されていたドゥーブルCロゴが、本体へ直接エンボスする仕様に変更され、立体感と光の反射が美しい。マストコレクションの特徴でもある金属コーナーは、従来通り手作業で精密に取り付けられているが、よりシャープに見えるようバランスも調整された。熟練の職人によるイタリア製のカーフスキンレザーは、よりやわらかくなめらかに進化。
二つ折り財布は外装色にかかわらず、内側にバーガンディがあしらわれている。カードスロットの設計もユニークだ。ワンランク上のコンパクトウォレットを求める人におすすめしたい。縦9×横12cm コイン入れ1箇所、札入れ2箇所、カードスロット3箇所、フリーポケット1箇所。
02:GUCCI|Gucci Essence Classic bi-fold wallet
ヴィンテージ感をまとうグッチの新シリーズ
アーカイブのコードを新たな視点で再解釈する、アーティスティック・ディレクター デムナ。昨年末に発表された“ジェネレーション グッチ(Generation Gucci)”コレクションでデビューした〔グッチ エッセンス クラシック〕ラインは、アクティブなライフスタイルに向けてデザインされた。新作の二つ折りウォレットは、コーティングされたGGパターンのキャンバスと、同系色のレザーインテリアで仕上げられている。
ヴィンテージサンドは、従来のGGパターンよりも明るめのトーンで、ドライタッチな質感が特徴。同系色のレザーインテリアはステッチのコントラストが際立ち、どこかヴィンテージ調の趣を漂わせる。収納は札入れに仕切りを備えたオーセンティックな二つ折り財布のフォーマットで、必要なものが一式収まる。無駄をそぎ落とし、GGパターンの魅力を最大限に引き立てた大人のためのデザインだ。縦9×横11cm コイン入れ1箇所、札入れ2箇所、カードスロット4箇所、フリーポケット2箇所。
03:LOEWE|BIFOLD COIN WALLET
レザーマルケトリー技法によるバイカラー
鮮やかなブルーが際立つバイカラーの新作ウォレット。このデザインはジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデスによるFW26メンズ プレコレクションから誕生した。デビューコレクションに続き今回も大胆なカラーリングとレザークラフトの探求が大きなテーマとなっており、トラウザーズにあしらわれた三角形のレザーパッチをレザーグッズへと再解釈している。
ディープネイビー/ロイヤルアズール(DEEP NAVY/ROYAL AZUR)は、過去のランウェイルックにも登場したコンビネーション。ロエベを象徴するレザーマルケトリー(象嵌)技法で、斜めに切り替えたカラーブロックを美しく表現している。モードとクラフト、その両方の魅力を凝縮したような仕上がりだ。手に取るたびに気分を高めてくれる名品。縦9.8×横11×マチ2cm コイン入れ1箇所、札入れ2箇所、カードスロット4箇所、フリーポケット1箇所。
04:DIOR|“Dior Archie” wallet with coin case
シンプルでクリエイティブな建築的デザイン
2026年フォール コレクションの新作「ディオール アーチー」シリーズの二つ折り財布。同シリーズのバッグの建築的なディテールとリンクするカードスロットを、フロントにあしらっている。一見シンプルながら、ジョナサン・アンダーソンらしいクリエイティビティが光るデザインだ。革を薄く漉いて2枚重ねることで、表と裏面の厚みを均一に近づけ、端正なフォルムに。
メゾンのクチュール スピリットと卓越したサヴォワールフェール(savoir-faire/匠の技)を体現するこのシリーズは、しっとりとしたブラックグレインレザーと箔押しの“Dior”シグネチャーが印象的。二つ折り財布は、紙幣用コンパートメントに仕切りのあるオーセンティックな収納フォーマットを採用。ポケットやバッグにもすっきりと収まる、品格のあるウォレットだ。縦9.5×横11×マチ3cm コイン入れ1箇所、札入れ2箇所、カードスロット4箇所、フリーポケット2箇所。
05:BOTTEGA VENETA|WALLET
レザー調の革新的バイオ素材「エッファ」を採用
ウォッシュドレザーのような風合いを持つウォレットは、菌糸体(マッシュルーム)から生まれた革新的素材「エッファ(Ephea)」を使用した最新作。「エッファ」はイタリアで3カ月以上かけて丁寧に栽培され、6つの工程を経て成形される。レザー同様にタンニング(鞣し)の工程も施され、なめらかな手ざわりと、自然なシボによる優れた耐久性を備えているのが特徴だ。
イタリアでは伝統工芸に新たな可能性をもたらすサステナブル素材として注目を集め、高い品質基準をクリアしたことでボッテガ・ヴェネタも今シーズンから採用。「エッファ」はカスタマイズが可能で、この独特のブルーはボッテガ・ヴェネタのためにデザインされたカラーだ。未来を感じるバイオ素材を、手軽に持ち歩けるウォレットでいち早く取り入れたい。縦9.5×横11×マチ0.5cm 札入れ1箇所、カードスロット8箇所、フリーポケット2箇所。
06:SAINT LAURENT|TINY CASSANDRE EAST/WEST WALLET WITH COIN PURSE IN GRAINED LEATHER
「タイニー カサンドラ」シリーズに新色が登場
ミニマルでエレガントなウォレットを得意とするサンローラン。近年はカードケースや縦型カードウォレットに注力していたが、SUMMER26では「タイニー カサンドラ」シリーズの王道横型二つ折りウォレットに新色が登場した。
マットな質感ながらしっとりとした手ざわりのグレインレザーを使用。フロントには「YSL」モノグラム(タイニー カサンドラ)があしらわれ、品格を添える。このモノグラムが「カサンドラ」の愛称で親しまれているのは、20世紀を代表するグラフィックデザイナー、カッサンドル(本名はアドルフ・ジャン=マリー・ムーロン)がデザインしたことに由来する。
限りなく黒に近いミッドナイト ブルー(MIDNIGHT BLUE)とダークトーンのアーバングレー(URBAN GREY)の2色展開で、ミッドナイト ブルーはブロンズ調「YSL」モノグラムとのコンビネーション。札入れに仕切りを備えたオーセンティックな収納フォーマットで、使い勝手も良好。縦9.5×横11×マチ2.5cm コイン入れ1箇所、札入れ2箇所、カードスロット4箇所、フリーポケット2箇
07:TOM FORD|T LINE CLASSIC BIFOLD WALLET W/COIN SLOT
センシュアルな「ブラウン ヌバック」が新鮮
2026年春のメンズルックではブラウンヌバックのジャケットやカラーピースが登場し、新たなムードを牽引するトム フォード。光沢のあるブラックグレインレザーが定番のSLG(スモールレザーグッズ)にも、ブラウンヌバックの新コレクションが加わった。狙うべきは、必要なものがスマートに収納できるクラシックな二つ折りウォレット。ソフトでしっとりとしたタッチのヌバックレザーに魅せられる。
外装は「TOM FORD MADE IN ITALY」の型押しロゴのみ。ステッチやコバ塗りも同色で統一され、“引き算の美学”が際立つ。内側は最下段に「T」を模ったカードスロットが映える定番フォーマットを採用し、表面とは異なるドライタッチのレザーを組み合わせた。大人の上質をさりげなく日常に取り入れるなら、まずはこんな財布から始めてみるのも一案だ。縦9×横11×マチ1.5cm コイン入れ1箇所、札入れ1箇所、カードスロット4箇所、フリーポケット2箇所。
カルティエ カスタマー サービスセンター TEL:0120-1847-00
グッチ クライアントサービス TEL:0120-99-2177
ロエベ ジャパン クライアントサービス TEL:03-6215-6116
クリスチャン ディオール TEL:0120-02-1947
ボッテガ・ヴェネタ ジャパン TEL:0120-60-1966
サンローラン クライアントサービス TEL:0120-95-2746
トム フォード ジャパン TEL:03-5466-1123




















