2024.05.10

エルメスのスカーフからモンベルの日傘まで。エディターが推す2024年春夏の新作小物6選

HERMÈSのツイリー

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レディスではお馴染み、様々な結び方ができるシルクのアクセサリー。細長い台形のフォルムは襟元に適当に垂らすだけで、シンプルなスタイルを軽やかかつ上品に昇華してくれる。今季はメンズコレクションで初登場。ノスタルジックな柄が新鮮に映る。5×86cm。各¥36,300/エルメス(エルメスジャポン)

スカーフが好き、小さいもの限定で

僕は自他ともに認める買い物慎重派で、何事も長考して手に入れるクセがあるのだが、スカーフに限っては衝動買いをする。その衝動にかられるのはエルメスであることがほとんどだ。そして、40cm×40cmくらいのミニサイズが、自分の細い首と結び目の大きさのバランスがいい。だからこれまで女性の細いツイリーに憧れがあった。ようやくメンズで発売されると知り、レトロな柄と華奢なルックスに、かつてない衝撃が走ったのだ。
 

中野健吾プロフィール画像
編集主任
中野健吾

ファッション担当。映画と韓流ドラマが好き。甘いものと炭水化物が大好きで、運動は嫌い。にも関わらず30歳半ばを過ぎても中学時代と体重が変わらない代謝の良さが自慢。ワードローブは、白、黒、ベージュ。

BUDDY OPCTICALの「emory」

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強度の高そうなフレーム。鈍く光るメタルフレームとレンズカラーがマッチしていて、いやらしさは微塵もない。テンプルがプラスティックで覆われているのには慣れなかったが、かけ心地はいいし、これがフルメタルだと格好良すぎると思うように。¥52,800/バディオプティカル(ハウス/バディオプティカル)

このニューシェイプ、今なら自分のものにできそう

ワンブリッジのフレームはそこそこ目にするけれど、楕円レンズと組み合わさると一気に新鮮さが増す。楕円レンズは、自分の中ではネオクラシカルな印象だ。

クラシカルなメタルフレームは真円に近いラウンド、あるいはオクタゴンのようなもの…という勝手なイメージがあるし、楕円形に漂う近未来感が、逆にネオクラシカルとも感じさせるのかもしれない。

かけてみると、やはり新しい。誰かアイコニックな人物がかけていたような雰囲気もなく、今なら自分のモノにできるかもしれないと思った。そんな高揚感を現行のアイウェアから感じたのは久しぶりだ。

西坂和浩プロフィール画像
編集
西坂和浩

クルマと時計担当。幼少期からのクルマ好きで、大学時代は自動車部に所属。ウェブでは「文化系ネオクラシック車と30人の男たち」も手掛けた。愛車はアルファロメオの「ジュリア」。クルマはイタリア車好き、ワードローブはカジュアルなフレンチスタイルが好み。猫舌のため一年中、アイスコーヒー派。

MANOLO BLAHNIKのサンダル

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ソールのブラウン&ブラックとストラップの柔らかなグリーンのコントラストがまた新鮮な印象。シンプルなスタイリングのポイントとしても一役買ってくれるはず。グリーンの他、ネイビーなどベーシックなカラーも展開。¥113,300/マノロ ブラニク(ブルーベル・ジャパン)

コンフォートなのにエレガントって最高

ここ数年、サンダルを選ぶときの優先事項は「快適であること」一択。しかし、あまりにも快適さを求めると、時に「ラフすぎやしないか」と不安になることも少ならからずあり……。そんな大人の葛藤を晴らしてくれるサンダルをついに発見。フラットなラバーソールとしっかりとした太さのストラップで快適なのはもちろんのこと、レザーが採用されていることで洗練された雰囲気に。特に品のあるグリーンのスエードストラップは、コンフォートながらもエレガントさを十分に発揮するポイント。さすがマノロ ブラニク。今年の夏は、いや、もはや春先からソックスを合わせて一軍にしたい一足です。

渡辺真衣プロフィール画像
編集
渡辺真衣

ビューティー担当。意外と(⁉)細かいおじさんたちの願望を満たす美容ネタを日々探求。犬と猫と暮らしており、ストレスの99.9%を彼らが癒してくれるため、基本的に機嫌がいい。圧倒的に犬派だったが、愛猫のおかげで猫の沼にも沈むことに。趣味はディープな街で酒を飲むこと。

mont-bellの「サンブロックアンブレラ 55」

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75デニールのポリエステルにシルバーコーティングを施した表面の生地は、UVカットはもちろん優れた断熱効果も発揮。黒い裏面は光を吸収し視界を見やすくしてくれる。親骨には軽量で強度を備えるカーボン繊維強化樹脂骨を8本使用。収納ケース付属。本体重量200g、収納サイズ27cm。¥5,720/モンベル(モンベル・カスタマー・サービス)

亜熱帯化した日本をサバイブするための傘

予期せぬ土砂降りのたびに買うビニール傘が玄関先に増えていくのが嫌になって、超軽量傘の名品「トラベルアンブレラ 50」を手に入れ常にバッグに忍ばせ愛用していた。しかし圧倒的な軽さ(90g)とコンパクトさ(26cm)ゆえの存在感のなさで紛失(泣)。代わりの傘を探していた昨年、全人類のやる気を奪う猛暑の最中に見つけたこちら。スペーシーなシルバーがかっこいいし、晴雨兼用で最高でしかない。しかし店舗も公式サイトもすでに完売で、二次市場ではプレ値がついていた…。というわけで今年。買うなら今だ。

穂上愛プロフィール画像
WEBエディター
穂上愛

ワードローブはだいたい古着。MADE IN USAとデッドストックに弱い。俳優・光石研主演のYouTube動画『東京古着日和』、さらば青春の光・森田哲矢主演の映画『大阪古着日和』プロデューサー。買ったらすぐ着ます。

Brooks Brothersのレジメンタルタイ

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1970年代~80年代初頭に展開していた代表的なネクタイコレクションを、現代的にアップデート。すべてアメリカ製。各¥24,200/ブルックス ブラザーズ(ブルックス ブラザーズ ジャパン)

今年は本気でタイドアップ

天気のいい週末は、散歩がてら世田谷界隈をブラブラすることが多い。中でも頻繁に足を運ぶのが豪徳寺で、駅前にはUOMO読者にもすっかりお馴染みとなったお店、Navy Blazer Storeがある。この春はここでブレザーをオーダーしようと計画しているのだが、合わせてタイも新調したい。気になっているのはブルックス ブラザーズの「アーカイブコレクション」第二弾のレジメンタルタイ。昔、学校の制服がグリーンのレジメンタルタイだったのだが、あの頃のようにフレッシュな気持ちで着けられるか。

池田 誠プロフィール画像
UOMOプリント版編集長
池田 誠

身に着けるモノの中では365日かけているメガネが一番大事だが、気分屋で服装には一貫性がなく、白髪に合えばなんでもいい。大阪府出身。お好み焼きと立ち飲みと電車と野球が好き。

tonysameの「TS-10925」

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アウターリムの左右、インナーリムの左右、トップブリッジ、アンダーブリッジと計6つものパーツを立体的に構成した機能美に見惚れる。大きめフレームの別品番も同価格。各¥66,000/トニーセイム(トニーセイム ジャパン)

まずは受け入れる。話はそれからだ

リムの内側に小さなリムが浮いているフローティングデザイン。マッスルドッキングのようなおしゃれなシリーズ名を期待したが、展示会で聞いた答えは「T-cut」。負荷を軽減すべくヒンジ(丁番)に刻んだT字の溝を指した名称であり、特異な見た目よりもディテールへの矜持を推す姿勢に吃驚した。ことファッションとメガネの間には、プロが心血を注ぐべき対象に深い溝があり、この溝を埋める作業に失礼があってはならないと肝に銘じた次第である。出会いは2020年冬。その新作が小ぶりになり甘いカラバリで新登場だ。いつか似合う顔になればいい。

北條貴文プロフィール画像
WEBエディター
北條貴文

ウェブ担当。185cm・90kg。試着ルポ・リリース記事・インタビュー・企業タイアップ担当のマンガ編集者志望。コム デ ギャルソン(販売員・本社営業職)→WWDジャパン(ミラノ&パリコレ取材記者)→現職。ウィンドウズ派。

エルメスジャポン TEL:03-3569-3300
ハウス/バディオプティカル TEL:06-6147-8834
ブルーベル・ジャパン TEL:03-5413-1050
モンベル・カスタマー・サービス TEL:06-6536-5740
ブルックス ブラザーズ ジャパン TEL:0120-02-1818
トニーセイム ジャパン TEL:03-5860-9662

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