2024.04.22

マッキントッシュ、ザ・ロウ... エディターが推す、2024年の春コートBEST3

01:MACKINTOSHの「HUMBIE」

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場合によっては野暮ったく見えることもあるハーフコートがとことんこなれた印象になるのが人気の理由のひとつ。ややゆったりめのシルエットながらも、チンストラップを留めればよりクラシカルな印象も楽しめる。¥119,900/マッキントッシュ(マッキントッシュ ギンザシックス店)

理想的なシルエットが春夏素材で再登場

アウターの老舗・マッキントッシュにて、ウィメンズで大人気だったコートがメンズ展開された「HUMBIE」。そんな秋冬の大ヒットアイテムが春素材になっていると聞いたら、注目せざるを得ない。ほどよいドロップショルダー、かっちりしすぎない身幅など、ラブコールが止まないシルエットはそのまま、さらりとした軽い着心地でこれからの季節に重宝すること間違いなし。「結局アウターいらなかった」となる日が多い時期でも、この軽さなら持ち歩いたって苦にならないはず。素材を変えて一年中「HUMBIE」を相棒にするのもアリ、である。
 

渡辺真衣プロフィール画像
編集
渡辺真衣

ビューティー担当。意外と(⁉)細かいおじさんたちの願望を満たす美容ネタを日々探求。犬と猫と暮らしており、ストレスの99.9%を彼らが癒してくれるため、基本的に機嫌がいい。圧倒的に犬派だったが、愛猫のおかげで猫の沼にも沈むことに。趣味はディープな街で酒を飲むこと。
 

02:THE ROWのレインコート

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特殊な撥水加工が施された、美しいAラインシルエットを描くナイロンコート。フード一体型で、背中にはクラシックなレインコートの意匠であるアンブレラヨークが付く。身幅だけでなくアームホールも太いので、冬にはコートの上からでも重ねられ、季節を問わず活躍必至。ある意味、メルトンコートよりいい投資かもしれない。¥548,900/ザ・ロウ(ザ・ロウ ジャパン)

なんでもない雨合羽に見えてこそラグジュアリー

夏でも冬でも、雨の日はレインコートを着られるから嫌いじゃない。これまでハイ&ロー、様々なレインコートを試してきた。台湾の雑貨店の軒先にぶら下がった素っ気ないレインコートが究極の正解である気までしたが、これに出会ってしまった。マットなカサッとしたナイロンの素っ気なさに対し、着てみると身長184cmを膝下まで覆うAラインの包容力、そのギャップこそラグジュアリーなのだとしみじみ感じる。このコートなら傘は…いる(濡らしたくないから)。

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編集主任
中野健吾

ファッション担当。映画と韓流ドラマが好き。甘いものと炭水化物が大好きで、運動は嫌い。にも関わらず30歳半ばを過ぎても中学時代と体重が変わらない代謝の良さが自慢。ワードローブは、白、黒、ベージュ。
 

03:DENIM × TOMORROWLANDのバルマカーンコート

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数多くのメゾンの生産を請け負っている、フィレンツェのファクトリーブランド、DENIM社に依頼して制作したスエード地のバルマカーンコート。春らしい黄味がかったソフトベージュカラーにセンターベントと細部まで気がきいている。¥517,000/デニム × トゥモローランド(トゥモローランド)

「スエードをなびかせる」時代になったのか。

普通のバルマカーンだったら、わざわざ推してない。素材・色違いでいろいろ持ってるし、おそらく皆さんそうですよね。でもこれはまさかのスエード。確かにスエードでシャツやパンツってのはたまに見るけど、「コート作っちゃうか?」っていう。規格外、でも見た目は普通。それがいいんです。手にしっとり吸い付く繊細なテクスチャーで、薄くしなやか。重さを感じさせない。「アイデア先行」でなくプロダクトとしての完成度が高すぎる。

吉崎哲一郎プロフィール画像
副編集長
吉崎哲一郎

大人の文化系男子のためのマンガレーベル「UOMOマンガ」では、かっぴー先生と福満しげゆき先生の連載を担当。セルカークレックスの愛猫「ほこり」を飼い始めてからは、静電気を発しない素材や毛が付いても目立ちにくいグレーを選ぶなど、“猫ファースト”のワードローブにシフト中。

マッキントッシュ ギンザシックス店 TEL:03-6264-5994
ザ・ロウ ジャパン TEL:03-4400-2656
トゥモローランド TEL:0120-983-522

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