2025.12.04
最終更新日:2025.12.04

カルティエの「タンク ルイ カルティエ」、エルメスのネックウォレット... 2025年冬のエディター激推し「ブランド小物」4選

取材を通して、日々、多くの逸品に触れてきているUOMOエディターたちが、この秋冬に買うべき激推し小物をご紹介。腕時計からシューズまで、どれも手に入れて損はないアイテムばかりだ。

01:Cartierのタンク ルイ カルティエ

Cartierのタンク ルイ カルティエ
カルティエの時計を代表する「タンク」の新作は、レーザーで細かい放射状のパターンを施したサンレイ仕上げのダイヤルが特徴。プラチナと、ダイヤルにイエローゴールド 仕上げを施したモデルを展開する。手巻き。Pt。ケースサイズ33.7mm×25.5mm。¥3,181,200/カルティエ(カルティエ カスタマー サービスセンター)
Cartierのタンク ルイ カルティエ
Cartierのタンク ルイ カルティエ

大人にサンレイの鈍い輝きを

ドレッシーな装いにはもちろん、近年ではカジュアルなスタイルに合わせる人も多い「タンク」。新旧ともに高い人気を誇るけれど、その勢いを見ていると、いっそう人と被らない「タンク」欲が増してくる。そしてせっかくなら、今のカルティエが表す気分を身に着けたい。今季登場した「タンク ルイ カルティエ」は、サンレイエフェクトを施したグレー文字盤が美しく申し分ない。そしてプラチナには「自分にしかわからない超贅沢」が宿っている。竜頭にルビーが光るのも、ちょっぴりアブナイ感じがしていい。

そういえばかつて、「サントス」にはグレーの文字盤に同じトーンのロゴを配した、通称“ゴーストダイヤル”と呼ばれる通好みな仕様があった。この「タンク」の場合、ロゴはくっきりと見えるが、それを彷彿とさせる控えめな贅沢さが宿っている。何より放射状の鈍い輝きは、年を重ねた人にこそ似合うと思う。

西坂和浩プロフィール画像
編集
西坂和浩

クルマと時計担当。幼少期からのクルマ好きで、大学時代は自動車部に所属。ウェブでは「文化系ネオクラシック車と30人の男たち」も手掛けた。愛車はアルファロメオの「ジュリア」。クルマはイタリア車好き、ワードローブはカジュアルなフレンチスタイルが好み。猫舌のため一年中、アイスコーヒー派。

カルティエ カスタマーサービスセンター TEL:0120-1847-00

02:HERMÈSのマカロン コンパクト

HERMÈSのマカロン コンパクト
バッグ「ボリード」35の楕円形レザーパッチがデザインのアクセントに。取り外し可能なストラップ「バンドリエール」が付属しているのもうれしい。縦8cm×横10.5cm×幅2cm。¥473,000/エルメス(エルメスジャポン)
HERMÈSのマカロン コンパクト
HERMÈSのマカロン コンパクト

カジュアルにエルメスを“ぶら下げる”のが大人

若者のように、スマホを流行りのストラップで“ぶらぶら”させるのは少し抵抗があるけれど、このエルメスのウォレットだったら、むしろ堂々とぶら下げて主張したい。品のあるエトゥープカラーのレザーで、首から下げてもよし、ミニサイズのクロスボディバッグのように使ってもサマになる。

シンプルなカットソー&スラックスのなんてことないコーディネートにも、一点投入するだけで、「ぜんぶうまくいく」気がするんですよね。これだけを身に着けて軽快に通勤するような、そんなミニマルな大人を目指したいです。

稲葉翔プロフィール画像
UOMOプリント版編集長
稲葉翔

2025年よりUOMOプリント版編集長。実は以前にも8年間UOMOに在籍していた。好きなモノは古いカメラとサウナ。昔はまわりに「面白い趣味ですね!」と言われ盛り上がることもあったが、最近は世間にこすられ過ぎて「あ~みんな好きっすよね」で話が終わってしまいがち…。

エルメスジャポン TEL:03-3569-3300

03:Maison Margielaのジョッキーキャップ

Maison Margielaのジョッキーキャップ
シンプルなコーディネートに取り入れれば、程よいアクセントに。同型でブラックのカラーバリエーションも。少し大きめのサイズで、コーディネートの適度なアクセントに。¥94,600/メゾン マルジェラ(マルジェラ ジャパン クライアントサービス)
Maison Margielaのジョッキーキャップ
Maison Margielaのジョッキーキャップ

一見シンプル、実はディテールにこだわりアリ

最初に見た時は、ごくごくシンプルなキャップだと思ったのだが、被ってみると実はディテールが凝っていた。いわゆるジョッキーキャップというのであろうか。

まずはストラップに注目した。顔回りにあしらいがあるだけでグッとバランスが取りやすくなる。そして絶妙な深さ。更にトップのぽってりとしたディテールがよくよく見るとキャッチー。だけれども、落ち着いたベージュのワントーンで、浮つきすぎない。ベーシックなアイテムと見せかけて、細部にこだわりを感じる。こういうものに、大人になると惹かれるものだな、としみじみ思った。

渡辺真衣プロフィール画像
編集
渡辺真衣

ビューティー担当。意外と(⁉)細かいおじさんたちの願望を満たす美容ネタを日々探求。犬と猫と暮らしており、ストレスの99.9%を彼らが癒してくれるため、基本的に機嫌がいい。圧倒的に犬派だったが、愛猫のおかげで猫の沼にも沈むことに。趣味はディープな街で酒を飲むこと。

マルジェラ ジャパン クライアントサービス TEL:0120-934-779

04:JUNYA WATANABE MAN × HEINRICH DINKELACKERのレザーデッキシューズ

JUNYA WATANABE MAN × HEINRICH DINKELACKERのレザーデッキシューズ
両ブランド名を並べると文字数は長大なものの、「JWMAN」のみ刻印のシンプルなブランドネームが潔い。¥143,000/ジュンヤ ワタナベ マン×ハインリッヒディンケラッカー(コム デ ギャルソン)
JUNYA WATANABE MAN × HEINRICH DINKELACKERのレザーデッキシューズ
JUNYA WATANABE MAN × HEINRICH DINKELACKERのレザーデッキシューズ

モノとしての圧が強い

ハインリッヒ・ディンケラッカー。まず名前が強い。これだけで必殺技感がある。ジュンヤワタナベマンとのコラボでさらに強い。両者のコラボレーションはこれまでも度々あったが、分厚いトリプルソール&メタルプレートというディンケラッカーらしいパンチのあるものが中心だったはず。だが25年秋冬に登場した新作は、ちょっと変化球のデッキシューズだった。

ディンケラッカーのローファーは知ってたが、デッキシューズは初めて見た。いかにもなトリプルソールではなくて、ラバーのアウトドアソールなのも力が抜けてていい。わざとブランドの「らしさ」を落としたアレンジなのに、存在感だけは妙にある。拭い切れない「靴の力」を感じた。

山崎貴之プロフィール画像
UOMOブランド統括
山崎貴之

ワードローブは、アウトドアやミリタリーものから唐突なハイブランドまで混ぜたもん勝ち。恒例「試着フェス®」発案者だが、ショップに行く暇を惜しみ、試着ゼロ状態で衝動的に通販しがち。好きなモノは、深夜の飲酒からの寝落ち。MT車の運転。スノーボードとキーボード。

コム デ ギャルソン TEL:03-3486-7611

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