今回はエルメスの2025年秋冬コレクションから、定番小物の新作を中心にセレクト。一足取り入れたらスタイリングの幅がグッと広がる新作シューズも紹介する。
01. 《CALVI》
《カルヴィ》デュオにカードモチーフが登場
折り紙のように折りたたまれたレザーをスナップボタンで閉じる、シンプルかつ洗練されたデザインが魅力の《カルヴィ》。豊富な種類のデザインとカラーで展開されており、入門アイテムとしてもおすすめだ。デュオは内側にフラップ付きのコンパートメントを備えるモデル。
今季はエルメスのデザイナーとして知られるアンリ・ドリニーによる《アビ・ドゥ・クール・キング》プリントをラインナップ。この《カルヴィ》は、1997年に誕生したデザインをブリッジカード用にリデザインして、2色のカードにアレンジしたキング柄がプリントされている。縦10.5×横7cm スナップボタン付きポケット1箇所、カードポケット2箇所。
02. 《SILK IN》
今季は《コリエ・ド・シアン》プリントを採用
《シルク イン》はファスナーを開くとシルク製カレのプリントが現れる、エルメスならではのウォレット。今季はアイコニックなアクセサリーをモチーフにしたカレ、《コリエ・ド・シアン》を採用した。
《シルク イン》には長財布、コンパクト財布、コインケースとバリエーションがそろい、レザーのカラーも多彩。ポケットサイズのコインケースは仕切りがないものの、マチが広く容量もたっぷりしているので、ミニ財布としても活用しやすい。縦8×横8マチcm コイン入れ1箇所。
03. LOSANGE《CADUCEE ROCK》
カドゥケウスの杖をモチーフにした蛇柄が新鮮
ロザンジュはフランス語で“菱形”を意味する通り、エルメスの菱形スカーフコレクション。襟元に結んだり、アスコット風に巻いたりするなら“カレよりロザンジュ”というファンも多い。
《カデュセ・ロック》は、日本人アーティストの野村大輔によるデザイン。「メンズのカレH 100」のために描かれたもので、2匹の蛇が絡み合うルメス神のカドゥケウスの杖を、ゴシックなムードで再構築している。縁はルロタージュ仕上げで、カシミア70%・シルク30%。75×200cm。
04. 《CORTO JUMP》
乗馬のアイコンモチーフのピン付きハット
《コルトー・ジャンプ》はツバが短めのバケットハットに、《クルー・ド・セル》、《馬蹄》、《乗馬用ヘルメット》の3つの乗馬モチーフピンをあしらった、2025年秋冬の新作ハット。
ウールコットンツイル素材を使用し、ピンはラッカーカラー仕上げのメタル製。マリン、カフェ、アルドワーズと3色展開で、ピンの配色がハット本体のカラーによって変わるのも楽しい。写真はマリン。
05. 《LEAD》
テクニカルソールのダービーシューズ
《リード》は、チロリアンシューズを思わせるボリュームシルエットが印象的な新モデル。アッパーは仔牛革の表面を起毛加工したスエード素材・ヴォー・ヴェロア、ソールユニットはレザーとツートンカラーのEVAを組み合わせた軽量設計の《ハイク》ソールを採用している。
タイムレスなカラーのアッパーにテクニカルなソールを合わせ、モダンで都会的な一足に。軽量でクッショニングも抜群。しかもどんなスタイルにもなじむ万能シューズとして、着こなしの幅を広げてくれる。
エルメスジャポン TEL:03-3569-3300