ファッションの現場で働くおしゃれな大人たちが、私的愛用品をレビュー。今回はエディター/ディレクターの行方淳さんが約12年前に手に入れて以来、今も一線で使い続けているARC’TERYX(アークテリクス)の初代「グランヴィル」。現行モデルの原点であり、当時の最先端技術をミニマルに昇華させた、アーカイブならではの凄みとは?
エディター/ディレクター
行方 淳
株式会社カタルデザイン エディター/ディレクター。韓国ブランドの日本展開を担い、EC立ち上げからSNS運営、コンテンツ制作までを統括する。スタイリストアシスタントを経てエディターとして活躍。現在はブランドビジネスを主軸に活動中。
12年前、まだニッチだったアークテリクスへの憧憬
パチン! と閉まる、マグネットフラップの心地よさ
雨を弾き、時代を超える。防水テクノロジーの信頼感
「長年、ライターとして大量のプリント資料や写真集を詰め込んで歩いてきましたが、優れた防水性には何度も助けられました。システマチックな止水ジップとマットな質感のナイロン。12年経っても大きな劣化が見られず、現役で使えるタフさには驚くほかありません」
「最近のアークテリクスは都会的で洗練されていますが、この初期モデルには、どこかハードコアな山の匂いが強く残っている気がします。当時の僕が惹かれた、媚びないデザイン。それを修理しながらではなく、自然体で使い続けられているという事実に、このブランドが持つ本当の価値が宿っているのだと感じています」



