2022.11.14

【大人のダウン】おしゃれな大人が愛用する「黒じゃないほう」3選

近年、トレンドになっているカラーダウン。冬場の着こなしを華やかに盛り上げることができる注目のアイテムだ。ここでは、達人たちが選んだ逸品カラーダウンをご紹介。着こなしの参考にしてほしい。

【大人のダウン】おしゃれな大人が愛用するの画像_1

01:クランプのダウンコート

100人のダウン_佐藤リッキー_CLAMP
佐藤リッキーさん/デザイナー・YouTuber 1975年東京都生まれ。プロダクトデザイナー、YouTuberとしても多方面で活躍。登録者数が3万人を突破したYou Tubeチャンネル「どうもリッキーさん」ではファッションの魅力を日々発信中。

「なんといってもこのヴィヴィッドなオレンジにやられました。冬は黒やクールな色味で全身がまとまってしまい面白くないので、今季は攻めた派手な色のものを探していました。これが初のカラーダウンですが、暗めのロングダウンはベンチコート感が出やすいので、これくらい振りきったカラーのほうがチャレンジしやすかったですね。クランプは、ミリタリーやワークウェアを現代的に昇華したアイテムが特徴。このアウターも、表地には、軍ものでもよく使われるリップストップナイロンが使われています」


「170cmの僕が着ると少しゆとりが出るくらいで、このブランドの商品はフリーサイズが多い。身体に合わせて服を選ぶというより、ヴィンテージウェアのように自分ならどう着こなすかを、考えないといけないんです。一見ハードルが高そうですが、正解のサイズ感が設定されていないのが面白い。今季は自分好みのアメカジスタイルで楽しみたいと思っています。そういうものづくりのマインドにも注目しています」



02:ビズビムのダウンジャケット

ビズビム_ダウンジャケット_グリーン
ビズビム_ダウンジャケット_ポケット
渡邉秀嗣さん/バリスタ 表参道にあるカフェ「rag & bone coffee」のバリスタ。ハイブランドからドメスティックブランドまで、ファッションに幅のある着こなしが人気。

「ダウンが好きでいろんなアイテムを持っていましたが、最近整理して今はビズビムのこの一着のみ。天然染色された独特なグリーンの発色とボリュームに惹かれて、5年ほど前に購入しました。着丈長めのレトロなシルエットなので土くさい格好でアウトドア系にふるのもありなんですが、今の気分はクラシックなグレンチェックのパンツを合わせて、シックさもあるストリートスタイルに。思っていた以上にスタイリングの振り幅が大きいことに驚きました。5年目の冬も活用できそうなダウンです」


「内側のウエストアジャスターは、他で見たことのない麻ひも×革細工で作られています。さりげないディテールや、ビズビム特有の天然染色で制作された独特な色合いには、ものづくりへの熱いこだわりを感じて男心をくすぐられます。容量の違うポケットがあるので、これを羽織るだけで十分手ぶらで移動ができます。普段は車移動が多いのでコートより丈が短く、軽量なダウンのほうが乗り降りも脱ぎ着もしやすいです」



03:ファーストダウンのダウンジャケット

ファーストダウン_ダウンジャケット_グレー
ファーストダウン_ダウンジャケット_ダブルジップ仕様
田中 望さん/Revolution PR ジョン スメドレーやヨシオクボなど国内外の様々なブランドのPRを担当。本誌のスナップやルポ企画、自転車企画等にも多数出演。

「手持ちのダウンは黒が多くて、今季は黒以外のダウンが気になっていました。そんなときに出会ったこの一着は、モダンな印象のグレーに一目惚れでした。最近はなんだかグレーのアイテムに目が行きがちで、今日もワントーンを意識したつもりではないんですが、グレイッシュなグラデーションでコーディネートがまとまっていました。カジュアルなダウンに、ベルナール ザンスのスラックスを合わせてもミスマッチが起こらないのは、色のおかげかも知れません。自転車通勤なので、ショート丈というのも便利。ファーストダウンは価格も手頃で、通勤からプライベートまでいろんなシーンで着倒したいです」


「ハンドウォーマーポケットもお気に入りで、街着でも移動が多い人にとっては強い味方です。中にパーカーを着込みたいので、スタンドカラーでフードなしというのもちょうどいい。ダブルジップ仕様なので自転車を漕ぐときや、屋外で作業するときにも重宝。ファーストダウンは22年春夏からデザイナーが変わって、全体的にゆったりとしたストリート感のある雰囲気に。裾はドローコードで調節ができるので、シルエットが丸くなるくらい、かなり絞って着ています」




Lead text:Tetsu Takasuka

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