01:クランプのダウンコート


ダウンコート_クランプ_フリーサイズ

佐藤リッキーさん/デザイナー・YouTuber
1975年東京都生まれ。プロダクトデザイナー、YouTuberとしても多方面で活躍。登録者数が3万人を突破したYou Tubeチャンネル「どうもリッキーさん」ではファッションの魅力を日々発信中。


「なんといってもこのヴィヴィッドなオレンジにやられました。冬は黒やクールな色味で全身がまとまってしまい面白くないので、今季は攻めた派手な色のものを探していました。これが初のカラーダウンですが、暗めのロングダウンはベンチコート感が出やすいので、これくらい振りきったカラーのほうがチャレンジしやすかったですね。クランプは、ミリタリーやワークウェアを現代的に昇華したアイテムが特徴。このアウターも、表地には、軍ものでもよく使われるリップストップナイロンが使われています」


「170cmの僕が着ると少しゆとりが出るくらいで、このブランドの商品はフリーサイズが多い。身体に合わせて服を選ぶというより、ヴィンテージウェアのように自分ならどう着こなすかを、考えないといけないんです。一見ハードルが高そうですが、正解のサイズ感が設定されていないのが面白い。今季は自分好みのアメカジスタイルで楽しみたいと思っています。そういうものづくりのマインドにも注目しています」


「ボリューミーなダウンもいいですが、これは丈が長いぶん比較的ボリュームは抑え目。厚手のものを中に着込むこともでき、意外と邪魔にならず相性がいいです」



02:アルクフェニックスのダウンジャケット

ダウンジャケット_alk phenix_ロングダウン
ダウンジャケット_alk phenix_細分化されたポケット

久戸瀬 崇裕/TEENY RANCH代表
アウトドアからドメスティックまでの多様なファッションブランドに加え、趣味が高じてプランツショップのPRまで手がける。趣味の釣り歴は27年。


「ダウンを一着羽織れば温かくてスタイリングがそれで完成するイメージがあり、どこか手を抜いている気がして重めのコートしか着ていませんでした。勝手に黒のロングダウンはサッカー選手のイメージを持っていて……でも久しぶりに着てみたら軽量で温かいし、万能なギミックがたくさんついていて全然いいじゃんって(笑)。alk phenixのダウンは膨らみも控えめ。シボ加工された表地が一見コートっぽい佇まいなところが特に、今の気分にマッチしました。合わせるアイテムの素材や小物等でバランスをうまく調整して、スポーティになりすぎないように着こなしたいです」


「ダウンを着るようになってからの悩みの一つが、屋内に入ったときの暑さ問題でした。このストラップがあれば脱いだときに手荷物にもならず、かなり助かります。背負ったシルエットが意外とサマになるところも気に入っています」


「細分化されたポケットの数には驚きました。手ぶら派の自分にとっても十分過ぎるくらい。左ポケットが3重構造になっていて、逆にどこに入れるかを迷ってしまいそうです(笑)」



03:リップラップのダウンコート


増井岳人さん/彫刻家
東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。独創的な彫刻作品を発表しながら、現在東京造形大学彫刻科で非常勤講師を務めている。本誌でもたびたびモデルとして登場。


「体の線が細いので、着るだけでほどよくボリュームが出るダウンは普段から重宝しています。ダウンは数着持っていますが、高スペックなアウトドア系よりも、タウンユースできるようなタイプが中心。今年購入したこちらのコートは、なじみのいいオリーブカラーをチョイス。普段、車移動が多いため、フードがなく、さっと気軽に羽織れるデザインが着やすくて気に入っています。アームはやや太めでゆったりしていますが、オーバーサイズすぎないので、少し厚手のトップスに重ねても着膨れしません」


「こちらはヴィンテージのスロープコートから着想を得たデザインで、ベルトでウエストをさりげなく絞れるところがポイントです。なんだか昔のスキーウェアっぽい感じがいいですよね。ちなみに今日はクルーネックのTシャツを合わせましたが、ダウンコートは首元が汚れると気になってしまうので、真冬はいつもインにタートルネックのトップスを着るようにしています」


「手持ちのダウンはアウターのみなのですが、次に狙っているのはダウンのパンツ。ヴィンテージのキルティングパンツは機能的にも優秀なものが多いので、ぜひ自分らしい一本を手に入れたいですね」




Lead text:Tetsu Takasuka