発売直前のおさらい(その1)。


グローバルブランドの「UNIQLO(ユニクロ)」で毎シーズン恒例のコラボコレクション「UNIQLO and JW ANDERSON(ユニクロ アンド JW アンダーソン)」は、今秋冬でちょうど5周年の節目を迎える。


2017年9月のコラボ始動以来、ゲストデザイナーのジョナサン・アンダーソンが提案し続ける牧歌的な英国の片田舎テイストは、大人男子のオフカジュアルにトレンドと彩りを添えてきたのだった。



ジョナサンが2022年秋冬に掲げたテーマは、シンプル極まる「ブリティッシュ・モダン」。簡素化されたミニマリストの感性を備えた英国建築にインスピレーションを得た「LifeWear」は、メンズ11型・ウィメンズ12型・グッズ2型のミニマルコレクションだ。


試着ルポの取材者は本誌でお馴染みのモデル、松本雄司。実店舗で無料配布されている「LifeWear magazine(ライフウェアマガジン)」の最新7号を手にプレスルームを訪れた。





①スフレヤーンフェアアイルセーター ¥3,990



まずは、秋冬気分が盛り上がるフェアアイル柄のスフレヤーンニットから。前秋冬も本コラボにてスフレヤーン素材のニットパンツが発売されていたが、ほんの数日で完売。満を持してのトップスの登場だ。


松本雄司:「スフレヤーン」のファッション用語はジョナサンさんのコラボで憶えました。


オフホワイトをチョイスした松本。3色展開で、他色にベージュとブラックがある。





②ヒートテックデオドラントソックス ¥590



勘のいい大人男子には想定内であろう、毎秋冬恒例の「ニットと同柄」ソックスも見逃せない。発熱・保温・消臭・抗菌の快適機能を持ち、空気を含むヒートテックバルキー糸を使用した冬の隠れ名品がトータルコーディネートを引き締める。


ちなみに、レギュラー商品のソックスと同じ「まとめ買い推奨商品」。単品で590円だが2点で990円、3点目以降は1点につき495円の加算となる。





③コーデュロイパンツ ¥4,990



2022年秋冬のトレンドにズバリ。


スラックスタイプの細うねコーデュロイパンツはワンサイズ大きめが気分。リラックスフィットのテーパードシルエットも今の気分にマッチしている。


素材は100%コットンの王道で、オフホワイト・ベージュ・ダークブラウンの3色展開。オフホワイトは秋冬以外にもサマーコーデュロイとして活用したい。



英国の漁師町の誇りであるアンカー(錨)と雪の結晶柄が散りばめられたニットは、アクリル60%・ナイロン30%・毛8%・ポリウレタンウール2%の混紡。


ふんわりとしたフォルムを形成するため、ブラッシングを施したスフレヤーン糸を使用している。仏語で焼き菓子を指すスフレ(Souffle)がその語源だ。


松本:ロッキングチェアに腰掛けてスフレを食べたくなりました。優雅な気持ちになれます。



思い起こせば2017年3月のコラボ始動時、ゲストデザイナーとして迎えられたジョナサン・アンダーソンは、以下のようにコメントを発表していた。


「このコラボレーションを行なう意義は、ファッションにおける民主主義(Democracy in Fashion)を信じること。あらゆる年齢の方がこのコレクションを通じて、何か繋がりを見つけてほしい」


「Democracy in Fashion」は直訳すると「ファッションの民主化」であり、全ての人に向けたファッションを意図としたものだ。それからの5年、ピースフルなジョナサンのスタンスは揺らぐことはなかった。



身長181センチの松本雄司で上下ともにLサイズを着用。ニット、ソックス、コーデュロイパンツの3点が1万円未満で揃えられるトータルコーディネートは、これぞファッション民主主義。誰もが「ブリティッシュ・モダン」をエンジョイできる証となる。



松本:こんがりと焼いたカラメルのスフレ菓子はこっちの色かもしれません。


他色のベージュ系スフレヤーンニットも気になった松本。「ユニクロ」のコラボ特別コレクションで迷いは禁物。前のめりに大人買いしておこう。





④トートバッグ ¥2,990



本コラボで2型ラインナップされた小物は、ソックスの他にレトロな雰囲気の縦型トートバッグがある。バイカラーのノーブルな配色使いで底板付き。ビジネスマン必携のノートパソコンもしっかりと収納できる。



松本:ハンドルは男の私でもちょうど腕が通って肩掛けできる長さでした。縦長ですが、女性が手持ちしても地面に触れないサイズだと思います。


幾度も試行錯誤と微調整を試みて辿り着いた至高のデザインとは、表面に見えないもの。ユニセックス展開での程よいサイズバランスこそ、この縦長トートバッグで最も秀でたクリエイションだと言えるだろう。





⑤パデッドハーフコート ¥9,990



ニットの上に羽織るアウターをチョイス。


松本が触れたこちらは今秋冬のメンズで最高値となる「パデッドハーフコート」。温もりが伝わるボリューム感と裏地まで凝った作りの中綿入りで、オリーブとブラウンの2色展開。公式サイトのインタビュー記事によるとジョナサンのお気に入りだという。


試着かと思いきや、さらに深堀り。いつもならオーセンティックなステンカラーに惹かれるはずの松本だが、今秋冬は意外なアウターが気になる模様。





⑥パデッドショートブルゾン ¥7,990



松本:今年の冬はちょっぴり冒険してみたい。ミリタリーっぽいデザインアウターが気になります。ハードな軍モノっぽさが薄目で個人的には嬉しい。


恐らく、イギリス軍版の「MA-1」と称されるフライトジャケットである、英国王立空軍(Royal Air Force)の「MK3」がデザインモチーフ。文化系ミリタリー男子ならば、迷わずこちらをゲットしよう。


試着カラーのオリーブは先の「パデッドハーフコート」と同じだが、2色展開のアザーカラーがベージュの代わりにこちらはブルーとなる。中綿インサレーション付きでワントーンのミニマルデザインだ。





⑦ウルトラライトダウンパーカ ¥7,990



ダウンジャケットも揃う今秋冬の「ユニクロ アンド JW アンダーソン」。袖とボディでステッチワークが異なるなど、「ユニクロ」で人気の「ウルトラライトダウンパーカ」にジョナサンらしいアレンジを加えた。


ダウン90%・フェザー10%の配合で、750フィルパワーの暖かさ。秋冬シーズンのハイキングやアーバンキャンプなどのアウトドアレジャーに必須とされる700フィルパワーを優に超えるクオリティ。





⑧ヒートテックウォームイージーパンツ ¥4,990



もしかすると、ダウンジャケットよりも暖かい「ヒートテックウォームイージーパンツ」は一度着用したら病みつき必至。素材はコットンキャンバスの表地とヒートテックフリースの裏地とのドッキング。


「ユニクロ」で人気の「ウォームイージーパンツ」に大きめのヒップポケットやハンマーループなどワークパンツの要素を取り入れた。総ゴム入りの同色アジャスターベルト付きで急な要り様にも重宝する。





⑨トラックジャケット ¥3,990



前編ラストのスタイリングはペット連れの散歩やカウチポテトでくつろぐイメージ。パンツを極暖スイッチしても紳士然たる佇まいは変わらない。


ドライバーズニットのスウェット版になる「トラックジャケット」は背面で霜降り素材の濃淡が切り替わるデザインが面白い。同色のイージーパンツと上下で揃えておきたい早期完売必至アイテムだ。



バックショットで締め。素朴な合わせでも単調にならず、悪目立ちせず、カジュアルに映える大人感は「ユニクロ アンド JW アンダーソン」の真骨頂。


秋らしい暖色カラーを中心に厳選した前編は以上となる。続く後編では、クールな寒色マストバイセレクト「ネイビー&ブラック編」をお届けする。


乞うご期待!




UNIQLO and JW ANDERSON 2022年秋冬コレクション
発売日:2022年10月14日(金)
デザイナー:ジョナサン・アンダーソン
ラインナップ:MEN(11)・WOMEN(12)・グッズ(2)
https://www.uniqlo.com/jwanderson

Photos: Hiroaki Horiguchi
Model: Yuji Matsumoto
Text: Takafumi Hojoh