2022.01.03

ザ・ノース・フェイスかそれともモンベルか。アウトドアブランド最強ダウンはどっち?

ダウンジャケットを手に入れるなら、信頼性抜群のアウトドアブランドの一着は必ず押さえておきたい。その中でも選択肢の筆頭に上がるのが、ザ・ノース・フェイスのヒムダウンパーカとモンベルのベンティスカダウンジャケット。どちらを選ぶか悩む時の参考に、それぞれの特徴を紹介。

ザ・ノース・フェイスかそれともモンベルかの画像_1

ザ・ノース・フェイス「ヒムダウンパーカ」

ヒムダウンパーカは、1994年に登場して以来、ザ・ノース・フェイスを代表するヒマラヤンパーカのデザインをベースに現代のテクノロジーを導入してアップデートさせたハイスペックな一着。表地には、優れた防風性能を備えた30デニールの「GORE-TEX INFINIUM」を採用。さらに、フッ素化合物を含まない環境に優しい撥水加工を施すことで過酷なアウトドアの環境にも対応し、中綿にリサイクルダウンを使用するなどサステナビリティにも配慮。持ち運びに便利な専用のスタッフサックが付いているほか、フードを着脱して変化のある着こなしを楽しめるなど、日常の使い勝手もいい。さらに、内ポケットの開口部に赤いラインをあしらい視認性を高めたり、肘部分に手袋などの小物を装着できるDカンを備えるなど実用性を重視したディテールにも注目だ。




モンベル「ベンティスカダウンジャケット」

モンベルがスリーピングバッグで培った技術を惜しみなく投入して作り上げた高性能ダウンジャケットがこちら。表地と裏地の間を隔壁で仕切った「箱マチ」構造により、ダウンのロフト(かさ高さ)を大きくしつつ、移動や偏りを防ぎ、ダウンの性能を最大限に引き出している。また、充填された800フィルパワーEXダウンは、寒暖差の激しい自然環境で育てられた水鳥から採取されるダウンのみを使用しており、一般的なダウンよりダウンボールが大きいことが特徴。たっぷりと空気を含むことで圧倒的な保温性能を実現している。シェルに採用したのは、モンベルオリジナルのバリスティックナイロン。従来のナイロンと比べて同重量で約2倍の引き裂き強度を誇る。表面には世界最高レベルの撥水加工を施してあるため雪が付着しにくく、悪天候でも安心して着ることができる。





Text:Tetsu Takasuka

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