Keita Izuka
1974年福岡県生まれ。スタイリスト。近年はスタイリングに限らず、ファッションにまつわるさまざまなプロジェクトを横断的に手がける。最近の関心の対象は自然科学。


「シンプルなデザイン、実用的な機能、テクノミュージックのような佇まい…総合的に自分のライフスタイルにバチッとレイヤーしていて、最近は本当にこればかり着ている」というアークテリクス ヴェイランスのセットアップ。猪塚氏にとって、肩肘張るような特別な存在ではなく、日常的にそばにある服。「ゴアテックスインフィニアム素材で、タウンユースでもオーバースペックすぎず、日常のアクティビティにいい影響しかない。値は張るかもしれないけど、費用対効果は抜群なプロダクトだと思っています」。中のハーフジップもアークテリクス ヴェイランス。


今、興味があるのはアウトドアプロダクトの経年変化

「昔から変わらずアウトドアに分類されるプロダクトが普通に好きで。ユーティリティであり、アウトドアフィールドに限らず日常のさまざまなシーンにレイヤーできる、ファッションというよりウェアラブルなツールに近い感覚。あくまで、大事なのは普段の生活を快適に過ごせるかどうか。レアなものを入手しようと、わざわざ穴場のアウトドアショップにまで赴くのは本末転倒。そういうことはあまりしなくなってきたかもしれません。そういう意味では、今回紹介したものは特別ではなく、いつでもどこでも手に入るものが多い。ただ簡単に手に入る時代だからこそ、自分なりのライフスタイルを追求しながら、経年変化を楽しみつつ、ハイキングのようにゆるやかに時間とともに歩んでいきたいですね」


ACRONYMのシェルジャケット
「思えば昔から“理系”な服に興味があるのかも。このシェルジャケットはアウトドアギア特有のポップさゼロのプロダクト」

ARC’TERYXのフリースグローブ
「日々愛用していて、洗濯機でガンガン洗っています。じょうろがステンレス製で冬は冷たいので、グローブはマストです」

MONCLERのダウンジャケットのフード
「ピーコートやレザーブルゾンを着るときにフードだけ組み合わせている。マフラーとニットキャップの中間みたいな感覚」

ARC’TERYXのチョークバッグ
「本来はクライミングの際に手が滑らないようにチョークを入れる用途のもの。自分は適当にスマホや財布を携帯するのに使用」

PatagoniaのスナップT
「定番のスナップTは共地のフリースパンツとともに不可欠な存在。自宅だけじゃなく撮影現場でもセットアップでよく着ています」

K8.0HIKING TROUSERSのユーティリティパンツ
「自分の新しいプロジェクトとしてスタートしたK8.0。第一弾はユーティリティなツールとしてベイカーパンツをアップデート」

ARC’TERYXのマウンテンブーツ
「以前、セール品でポツンと残っていたのを救出。黒でなくブラウンのゴアテックスブーツっていうところがお気に入りです」

Takanohvskayaのショッピングバッグ
「普段スーパーに行くときに携帯したり、撮影時のアンダーウェアを入れたり、さまざまなシーンで大活躍しています」

Columbiaのルームシューズ
「事務所だけでなく撮影スタジオや旅先のお伴に。Amazonでポチった最高の戦利品」。踵が踏めて、イージーに脱ぎ履き可。



Photos:Takuto Yamazaki