2021.03.11

文化系スタイリスト3人が選ぶ「この春買うべきアウトドアアウター」は?

アウトドアウェアをいかにガチに見せずにデイリーに取り入れられるか?プロに聞くのがいちばんだ。回答してくれた3人は、本格アウトドアとはいっさい無縁の「文化系」。100%、ファッション目線なのでご安心を。

回答してくれたのはこの3人!

吉田周平さん
スタイリスト宇佐美陽平氏に師事。洋服はオールドクラシック派。野暮ったさギリギリの提案多め。B級グルメ愛好家。

高橋正典さん
スタイリスト壽村太一氏に師事。私服のスタイリングは99%黒。誌面のスタイリングも基本シック。ストリートもいける。

千野潤也さん
スタイリスト二村毅氏に師事。今回はアーバンでモダンなアウトドアMIXスタイルを提案。「超ひも理論」特集も担当。


この春買うべきアウターは?

文化系スタイリスト3人が選ぶ「この春買うの画像_1

アウトドアのイメージを上品に裏切るハーフコート ー 千野潤也さん

「全体のテック感はキープしつつ、きれいな色とトーンの質感でまとめた、アウトドアらしくないイメージが今の気分。アウターも必然的にこれに合ったものを。エーグルのハーフコートは、レーザー処理によるカッティングエッジなポケットワークやステッチを極力排したミニマルな表情に、ピンクがかったベージュがメゾンブランドの雰囲気。タンジェントのクリーンなカーゴパンツと合わせて、きれいなアウトドアスタイルを楽しみたい」。

コート¥32,000/エーグル(エーグル カスタマーセンター) シェルジャケット¥52,000/アークテリクス(アークテリクス コールセンター/アメア スポーツ ジャパン) パンツ¥30,000/タンジェント(トゥモローランド)


文化系スタイリスト3人が選ぶ「この春買うの画像_2

本気のスペックはいらない。ガチさよりも今っぽさ ー 高橋正典さん

「ガチのゴアテックスだとどうしても着心地がゴワゴワしがち。街着なら撥水性がある程度で十分。オーはテックウェアが得意なファッションブランド。肩の落ちるフォルムに立ち襟なのもいい。ハーフジップスウェットにシャツで品よく」。

ジャケット¥54,000・腰につけたカードケース¥6,200/オー(Skool) スウェット¥22,000/クレスト-ディガウェル × J.プレス(J.プレス & サンズ 青山) シャツ¥28,000/アワー レガシー(エドストローム オフィス) Tシャツ(3枚セット)¥2,600/ヘインズ(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター) パンツ¥19,000/ケイス メガネ¥29,000/ブラン 腰のキーホルダー¥4,000/ピークパフォーマンス(RCTジャパン)


文化系スタイリスト3人が選ぶ「この春買うの画像_3

“じゃないほう”のマッキントッシュ、どうですか? ー 吉田周平さん

「僕の推しはマッキントッシュのレインコート。もともとはレディスだったものを、今季UAがメンズサイズに別注したもの。お馴染みの直線的なラインのゴム引きコートにはない丸みのあるシルエットが新鮮。ストレートに着ると少々モダンすぎて気恥ずかしいので、作業員用のフリース上下にワークブーツであえて野暮ったく」。

コート¥89,000/マッキントッシュ フォー ユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店) フリースジャケット¥13,000・フリースパンツ¥11,000/サムコフリーザーウェア(ダメージドーン セカンド) シャツ¥75,000/クリスタセヤ(ビオトープ) ブーツ¥37,900/レッドウィング(ビューティ&ユース 渋谷公園通り店)




Photos:Taro Hirayama
Hair&Make-up:AMANO
Stylist:Junya Chino Masanori Takahashi Shuhei Yoshida
Models:Charles Danile Fabian

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