2020.11.16

【MY STANDARD 100】ジャケットの代わりになる「ケー イトウ」のカーディガン

コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。この連載ではWITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。ディストリクト ユナイテッドアローズの森山真司さんは、ニットを着ることが多くなった。

【MY STANDARD 100】ジャケの画像_1

【MY STANDARD 100 #34】 ケー イトウのウールテンジクVカーディガン 森山真司さん(ディストリクト ユナイテッドアローズ セールスマスター/52歳) 



ジャケットと襟もとがはだける カーディガンの狭間を埋める新定番

掃除や洗濯、家族や愛犬との時間、食事に洗い物…。日常の、あたり前のことが前よりも大切に思えるようになりました。そんな中でも、身につけるもので気分がスイッチできることや、ファッションによる気分の高揚感は変わらず。これらは誰のためでもなく自分のためのものなのだと再認識しました。



シチュエーションが減ったせいもありますが、“盛る”ファッションアイテムを身に着けることがなくなりました。ただ自分の気分が上がるモノに変わりはなく、シンプルでも着る喜びを感じられるモノは変わらず好きで身に着けています。バッグはコロナ以前からですが、私にとって力の抜きどころで、スーザン ベルのエコバッグがメインバッグになっています。





ミニマルに同系色のニットを合わせてアンサンブル調に着こなすのが今は気分です。男性もアンサンブル的なコーディネート、個人的にはありだと思うんですよね。ここ数年、違うブランドのものでも同色でタートル+カーディガンはよく合わせています。







余談ですが、自粛期間中にクローゼットから発掘したブルックス ブラザーズのオックスフォードBDシャツを洗いざらして着ていました。Tシャツではなくシャツを着ることでルームウエアとは差別化が図れ、自分のスイッチの役割を果たしてくれたのですが…。コロナ禍のなか米国ブルックス社の破綻報道にふれ、USA製のルーズフィットのものって今探してもないので少し淋しい思いがしました。




ディストリクト ユナイテッドアローズ TEL:03-5464-2715

Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori

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