【最速試着】 ユニクロ「+J」を誰よりも早く着てみたら…(オンオフ使える大人服編)
いよいよ11月13日の発売日まで1週間を切った、待望の復刻コラボ「+J」を最速フライング試着。「ユニクロ史上、最もクオリティと価格が高い!」という前評判のコレクションを一足早くチェック。実際にみて、触って、着て、細かくチェックしてみた。後編はチェスターコートなど大人向けアイテムを中心に紹介!

【最速試着】 ユニクロ「+J」を誰よりも早く着てみたら…(オンオフ使える大人服編)
いよいよ11月13日の発売日まで1週間を切った、待望の復刻コラボ「+J」を最速フライング試着。「ユニクロ史上、最もクオリティと価格が高い!」という前評判のコレクションを一足早くチェック。実際にみて、触って、着て、細かくチェックしてみた。後編はチェスターコートなど大人向けアイテムを中心に紹介!

2020年秋冬最大級のミラクルコラボ「+J(プラス ジェイ)」の宇宙最速試着レポート、「ダウン編」に続く後編はコート、ジャケット、ニットにフォーカス。

メリノブレンドVネックカーディガン|¥4,990
前編に引き続き、ナビゲーターは本誌「UOMO(ウオモ)」でお馴染みのモデル、松本雄司。手にしたカーディガンはハートのマーク入りだ。
実は、この「メリノブレンドVネックカーディガン」はウィメンズ。まずは軽いジャブから。
「プレゼントにいいかも。黒に近い深い色合いが「+J」のネイビーの魅力です」

ウールブレンドオーバーサイズジャケット(ヘリンボーン)|¥15,900
そして本丸、ネイビーの「ウールブレンドオーバーサイズジャケット(ヘリンボーン)」をチェック。先日アップした「+J」の商品紹介記事で「同じ名前・同じ値段で素材違いのネイビージャケットがあり見分けが困難」と言及されていたジャケットだ。
記事が原因なのかどうかは不明だが、数日後に「ヘリンボーン」の文字が商品名に追加されていた。
松本はインに合わせた“隠れボタンダウン”のシャツが気になる様子。襟の裏側にボタンホールを隠し、襟の佇まいを安定させる細かな配慮が伺える。

素材にフォーカス!
「ウールブレンドオーバーサイズジャケット」にはヘリンボーンのブラックとネイビー(毛90%・ナイロン10%)、そしてカシミヤ混のワインとネイビー(羊毛90%・カシミヤ10%)が同じ価格で存在する。
「ここまで目を近づけると、うっすらとヘリンボーンの素材感がわかりますね」

写真上がクラシック風味でニュアンスのある素材感が魅力のヘリンボーン、下が滑らかでソリッドな風合いのカシミヤ混。どちらもそれぞれに異なる魅力があって悩んでしまう。
例えば全身ネイビーで着こなすならヘリンボーンの方がコーディネートに立体感が出ておすすめだし、アウトドアアイテムとの相性も良さそう。カシミアならではの滑からな肌触りが好みならそこで選ぶのもいい。オンオフのシーンを問わず使いやすいのはカシミア混の方かもしれない。

ウールブレンドオーバーサイズジャケット|¥15,900
そして、こちらがカシミア混の「ウールブレンドオーバーサイズジャケット」。はネイビーとワインの2色展開で、こちらのワインはヘリンボーンでの展開はない。
ワインのラペル裏はネイビーに切り替えられていた!

「+J」の特筆すべきディテールとして、ジャケットの裏地が挙げられる。そう、胴裏は一般的なキュプラ素材ではなく、ナイロン。
シャリ感のあるスポーティな肌心地が新鮮。ストレッチ素材を多用した素材選びとともに、このあたりにもジル・サンダーさんらしいこだわりが光る。

さて、試着タイム。
ルックブックを見つつ、ロング丈ダウンジャケットとチェスターコートの組み合わせに注目。ロングダウンとレイヤードしているのは「カシミヤブレンドオーバーサイズチェスターコート」。
オーバーサイズではない「ウールブレンドチェスターコート」(ブラックとブルーのそれぞれソリッドとヘリンボーンが存在)もあるので肩を合わせてジャストなサイジングで着こなした場合はそちらを。

カシミヤブレンドオーバーサイズチェスターコート|¥24,900
しっかりとカシミヤの手触りを確かめながら「カシミヤブレンドオーバーサイズチェスターコート」を試着する松本。カラーはブラックとネイビーの2色。
“40歳男子”は購入推奨。今秋冬の「+J」においてダウンと双璧を成す逸品だ。

「ダウン編」で紹介したホワイトの色違い、「ライトダウンボリュームロングフーデッドコート」のブルーをインナーに難なく羽織れるオーバーサイズ。コート自体も比較的軽量なので、スーツや厚手のツイードジャケットの上でもストレスなく着こなせる。
着用はネイビーのチェスター×ブルーのダウンだが、両アイテムともカラバリにブラックがあるので、ブラック×ブラックの着こなしもおすすめ。ぜひ店頭で試してみて欲しい。

モノクロだったヴィジュアルが一気にリアルに。こちらのコートは24,900円とユニクロのアイテムとしては高額だが、素材も作りも申し分なく、シルエットはトレンド感たっぷり、スタイリングも応用が効くので、その価値は十分。
「ハンガーから肩が落ちていて、今っぽいドロップショルダーだとわかりました。ビジネスシーンでもカジュアルでも重宝しそうです」

ライトダウンボリュームロングフーデッドコート|¥17,900
インナーに差し込んだ「ライトダウンボリュームロングフーデッドコート」のブルー。ハリのある質感のホワイトと違って、ソフトで軽い風合いが特徴だ。裏地は表地よりやや明るいライトブルー、チラ見えするネイビーのグラデーションがフレッシュな印象。

美しき背面スタイル。Lサイズで身長181cmの松本の手の甲が隠れるサイズ感だ。上質なカシミヤ混チェスターを今っぽいオーバーサイズでラフに着こなして、大人の余裕を垣間見せよう。

カシミヤブレンドクルーネックセーター|¥12,900
続いては「カシミヤブレンドクルーネックセーター」。
カシミヤ89%・ナイロン11%のリュクスな風合いで、お値段は12,900円。参考までに、「ユニクロ JW」のバイカラーカシミヤニットと「ユニクロ」メインラインのカシミヤニットは、両方ともカシミヤ100%で値段も同じ9,990円。
メインラインのカシミヤ100%ニットと比べると、若干表面がソリッドでキメが細かい印象。そこまで大きな違いは感じられないが、着てみるとストレッチ素材が加わっている分よりストレスフリーな着心地。
シルエットはややゆったりめだが、ネックまわりはやや詰まった印象だ。大きめサイズを選んでも、ネックがルーズになりすぎないのはうれしい。メインライン、JWと合わせてじっくり吟味して選びたい。

カラーはワインのほか、グレー、ブラック、ブルー、ネイビーの5色。これぞ、大人が着るべき「+J」の風格だ。
発売日の11月13日まで1週間を切った。来春夏の展開は現状未定。「ダウン」編と合わせて参考に、2020年秋冬の「+J」を最大限に楽しもう!
ユニクロの「+J」をもっと知りたい!
発売日:2020年11月13日(金) / デザイナー:ジル・サンダー / シーズン:2020年秋冬 / 販売店舗:オンラインストア、全国のユニクロ店舗(一部店舗除く) / ※価格は全て税別です / +J 特設サイト:https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/collaboration/plusj/20fw/
Photos: Hiroaki Horiguchi
Text: Takafumi Hojoh