2024.10.05

【祝・35周年。電気グルーヴに35の質問 PART.2】「100億円あったら草野球チーム『ピエール学園』のためにマイスタジアムを買います」

メジャーシーンとアンダーグラウンドを自由自在に行き交いながら中学生みたいなノリで遊び、世界を盛り上げ続けている。大人になればなるほどカッコよさを増す二人のやりとりを圧巻のビジュアルとともにお楽しみください。

PART.1はこちら

100億円あったら草野球チーム「ピエール学園」のためにマイスタジアムを買います。

ピエール瀧
コート¥698,500・シャツ¥256,300/ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー(ジルサンダージャパン)

Q6:忘れられない思い出は?
卓球:河口湖のスタジオで合宿したとき、宝塚の大階段みたいなところがあって、階段を上ったところに瀧が3mくらいのでかいヘビのぬいぐるみを置いて。みんなビビってたよね。
:「ぎゃあ」って(笑)。

Q7:悲しかった思い出は?
卓球:合宿の話で思い出したけど、瀧がメガドライブをリビングに置いてたら、違うスタジオのビジュアル系バンドが勝手に遊びだして、それを瀧が悲しそうな目で見ているってのもあった(笑)。そのときの表情が今の「役者・ピエール瀧」のベースになってます。

Q8:役者としての瀧さんはどうですか?
卓球:最初はバカにしていたんです。「監督に言われたとおりホイホイ演じやがって。頭おかしいのか」ぐらいに思ってたんですけど、今となっては大したもんです。昭和の舞台役者の顔面ってのもいいんでしょうね。
:顔がでかいから遠くにいてもすぐわかる。

Q9:ドラマ『地面師たち』が大評判です。瀧さんのセリフで好きなのは?
卓球:「ライフのほうが安いので」でしょ。
:いや、それは俺じゃないから。

Q10:卓球さんはお芝居しないんですか?
卓球:あんな恥ずかしいこと、絶対ムリ!
:うん、絶対向いてない。

Q11:100億円あったらどうします?
卓球:熱海あたりに別荘を買って、あとは専属のドライバーが欲しいです。
:マイスタジアムを買うかも。ピエール学園という草野球チームをやっているんですけど、そのチーム用に。

Q12:ほかにピエール学園に欲しいものは?
:チアガール(笑)。

「ピエール学園」の最近のホットニュースはうちの甥っ子が入ったこと。

石野卓球
ジャケット¥404,800・シャツ¥256,300/ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー(ジルサンダージャパン)

Q13:ピエール学園のホットニュースは?
卓球:最近、うちの甥っ子が入ったんですよ。去年まで高校球児だったやつ。
:去年まで現役でしょ。こっちは50過ぎのおっさんばかりだから、その中で一人だけ動きが2倍速なの(笑)。

Q14::ピエール学園は強い?
卓球:甥っ子の初試合を観に行ったんですよ。瀧のチームの攻撃のとき、打った球が外野に飛んで、それを相手チームがエラーして、「回れ、回れ」って言うんだけど、その人は歩くよりも遅いくらいのスピードで走ってて。でも、相手チームの送球ミスもあって、あわやランニングホームランかと思ったら、結局ホームで刺されるっていう(笑)。たまたま通りかかったおじさんがそれを見て、「あはは、野球コントだな」って。

Q15:お互いの服装について。
卓球:瀧は、学生の頃からわりと格好に気を遣っていたんですよ。おしゃれに気を遣ってないような雰囲気出してますけど、実はすごく自己プロデュースしてる。
:まあ、似合うものって限られてくるから、自然と取捨選択で残るという感じじゃないですかね。卓球くんは、昔はわりとプレーンな感じだったけど、ここ数年ですごい色味が増えた。年とって、色味がいっぱい入っているほうが似合ってると思います。

Q16:最近買ったアイテムは?
卓球:インスタで見たけど、フランケンシュタインのTシャツ着てたよね。
:ああ、あれね。
卓球:瀧は昔からフランケンって言われていて、たまにフランケンシュタインのTシャツを見つけるとメールしてたんですけど、俺の見たことないフランケンシュタインを着てて。自分から進んで着るのはすごくいいこと。
:家族でGUに行ったら、大量に売れ残ってて。これは俺が買うしかないでしょって。

Q17:よく買うアイテムは?
:やっぱりTシャツかな。
卓球:Tシャツとキャップとスニーカーですね。Tシャツは1000枚ぐらいあるんじゃないかな。

Q18:思い入れのあるモノって何ですか?
卓球:シンセサイザーは高校時代に買ったやつを今も使ってたりします。結構物持ちがいいんですよ。保育園のときの『帰ってきたウルトラマン』のフォークもまだ使ってますし。
:俺も電気がデビューしたときに関係者向けに配った爪切り、今も使ってる。
卓球:あの赤いの? 切れ味悪くない?
:奇跡的に俺のやつは大丈夫。

電気グルーヴ

1989年、石野卓球とピエール瀧らを中心に結成。’91年、アルバム『FLASH PAPA』でメジャーデビュー。以後、活動休止期間を挟みながらも、継続的に作品のリリースやライブを行う。

石野卓球:1967年静岡県静岡市生まれ。’95年、初のソロアルバム『DOVE LOVES DUB』をリリース。’99年から2013年まで「WIRE」を主宰。現在、DJ/プロデューサー、リミキサーとして多彩な活動を行っている。愛犬はトイプードルのサルとゲンキ。

ピエール瀧:1967年静岡県静岡市生まれ。音楽活動のほか、俳優としても大活躍し、さまざまなドラマや映画に出演。YouTubeチャンネル「ピエール瀧 YOUR RECOMMENDATIONS」を配信。愛猫は黒猫のコンブ、キジトラのブイヨン、茶毛のコロッケの3匹。

ーーーPART.3へ続く

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