2020.10.13

【オーディオ沼にハマる男たち#01】好きな音楽と同じ時代のオーディオで揃えるといい

たかが音、されど音。いい音を追求するオーディオの世界は、終わりがなく、どうやら底なし沼らしい。その姿は多様なれど、さまざまな形でハマった男たちのオーディオライフを聞いてみた。

【オーディオ沼にハマる男たち#01】好きの画像_1
【オーディオ沼にハマる男たち#01】好きの画像_2

#01 小口大介さん(プロデューサー)


「ザ・ノース・フェイス スタンダード 二子玉川」や「マスタードホテル 渋谷」の音響システムをプロデュースするなど、音関連の仕事も多い小口大介さん。昔から音楽を聴くのは大好きだったが、ハイエンドなオーディオとなれば上は何百万円の世界で、若いうちはとてもじゃないけどムリ。だから、オーディオの世界に足を踏み入れたのは40歳を越えてから。自分にできる範囲で、ようやくベターかなと思えるシステムが揃ったという。

「ターンテーブルはもともとあったから、最初はマランツのパワーアンプを買って、プリアンプは持っていなかったので、DJミキサーにつないで出していたら、それだとやっぱり音がよくなくて。スピーカーを変えれば少しはよくなるかなと思って、JBLのスピーカーを買ったけど、結局はミキサーからのアウトだとダメでした。やっぱりプリアンプを買おうと思って探したら、ヤフオク!でマッキントッシュのいい出物が見つかったので、つないで出してみたら、音は全然違いましたね」

機材はすべて’60年代か’70年代のもので揃えている。

「好きな音楽がその時代のもので、同じ年代のほうがやっぱり相性がいいんですよね。これで最新のダンスミュージックを聴いても全然よくないですから。できれば大きな音で聴きたいんですけど、やっぱりうるさいらしく、家族が出かけていないときがチャンスです(笑)。好きな音で聴くと、本当に気持ちがいいですよ」


[DATA]
スピーカー:JBL L77 LANCER
プリアンプ:McIntosh C29
パワーアンプ:marantz Model 140
レコードプレーヤー:Technics SL-1200MK3D



Photos:Tohru Yuasa
Composition&Text:Masayuki Sawada

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