この椅子、“文化系男子”ならば一度は見てみたい!


日本を代表するファッションブランドである「COMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン)」の創業デザイナー、川久保 玲(かわくぼ れい)がデザインを手掛けた「椅子」を展示・販売(一部)する企画展が、目黒区青葉台のギャラリー「LICHT」で催される。


期間は5月29日から6月6日まで。もちろん、「コム デ ギャルソン」の服を着て赴きたい。



この「川久保玲(COMME des GARÇONS)の椅子企画展」では、川久保デザインによる40個ほどの家具の中から、ブリキを使用したシリーズをピックアップ。厳選した3脚の椅子が展示・販売(一部)される。


南青山の本社アトリエにも数脚が来賓用に置かれているが、その雰囲気に近いデザインだ。



そもそも「コム デ ギャルソン」の商品ラインナップに椅子が存在していたこと自体が驚きかもしれないが、1983年頃から1993年頃までの約10年間、川久保 玲には洋服の他に家具をデザインしていた時期があった。


当時は店舗に設置すべき適当な椅子やテーブルが見つからず、空間設計の延長として、洋服にマッチする什器類を川久保自身がデザインしていたという。いかにも、デザイナーの性格が伺えるエピソードだ。



Chair No.35 (1991)
¥1,980,000



川久保が家具を手掛けた10年間は、「コム デ ギャルソン」が世界的躍進を遂げた時期と前後する。1981年4月にパリで初めて展示会を催し、翌1982年秋冬のパリコレで披露された穴あきニット(通称“ぼろルック”)の衝撃は、“Rei Kawakubo”の名を世に知らしめるに至った。


特異な曲線を描くこちらの「Chair No.35 (1991)」が販売予定の椅子となる。1991年といえば、明治神宮水泳場にて「ヨウジヤマモト」と合同メンズコレクションショー「6.1 THE MEN」を開催した年でもある。ブランドの歴史を紐解くうえでも重要なピースの1つだろう。



ちなみに川久保 玲が手掛けた椅子は、アートピース的な価値から、パリ装飾美術館などに収蔵されている。知る者いわく、「その存在は、空間を一変させる」。


“Do NOT touch”なので要注意。見るだけでも、ファッションセンスとは違う感覚が刺激されるに違いない。




「川久保玲(COMME des GARÇONS)の椅子企画展」
会期:2021年5月29日(土)~6月6日(日)
会場:LICHT(住所:目黒区青葉台3-18-10 2階 / TEL:03-6452-5840)
開場時間:13:00~18:00 ※会期中は毎日営業

Text: Takafumi Hojoh