2022.09.16

B-ON StreetScooter D17|もしも試着フェス®︎トラックをEVで造ったら…【文化系男子は電気自動車の夢を見るか?Vol.10】

EV

カーボンニュートラルな環境意識の高まりとともに続々と誕生しているEV。もはや次にクルマを買うならEVしかない?

B-ON  StreetScooter の画像_1

Vol.10

もしも試着フェス®トラックをEVで造ったら…

B-ON StreetScooter D17

B-ON  StreetScooter の画像_2
B-ON  StreetScooter の画像_3
B-ONはドイツ生まれの商用EVメーカー。世界最大の物流会社「DHL」とEVスタートアップの「ストリートスクーター」が専用設計した経緯をもち、2022年5月にB-ONに社名を改め再始動。現在展開されている車種は、この「D17」のみ。運送会社など法人向けの販売・サービスがメインで、普通免許で運転することができる。ボンネットのある欧州の配達車らしいスタイリッシュなデザインで、どのようにカスタムしようか妄想が膨らむ!

 今回のテーマは「働くクルマ」。消防車やダンプカーなど、幼い頃に魅了された人も多いはず。ある機能に特化した装備やデザインにはつい心惹かれますよね。



 働くクルマは、大手メーカーの車種がベースであることがほとんどですが、EVになって新しいビジネスモデルも。今回紹介する「B-ON」は、ドイツが誇る世界最大の物流会社「DHL」がEVのスタートアップと協業してイチから造った配達車。いま世界では、大手通販サイトの出資を受けて造られたスタートアップの配送バンが大量生産を控えていたり、国際的な配送会社が自社のコマーシャルバンをスタートアップに依頼するケースが少なくないんです。そうした中で、B-ONは現時点で唯一日本に上陸している類い稀な存在。ヤマト運輸にはすでに500台が導入されています。



 そこでわれわれもこのEVを使って何かできないかと考え、勝手に妄想してみました! それが、UOMOの恒例企画「試着フェス®」を移動式で行える「モバイル試着フェス®トラック」。デザインは現役のカーデザイナー、杉山旅人さんによるもの。



 ご覧のとおり、リアのコンテナが大胆にトランスフォームすることでどこに行っても試着フェスが開催できるだけでなく、EVの特性を生かして照明や音響、アイロンなどに搭載バッテリーの電力が使える想定。もちろん、排ガスで洋服が臭くなることもありません。こんなクルマがあったら必ず人気者になるはず!と誌面を通して提案したいのですが、B-ONの皆さま、こんな一台いかがでしょうか? 子どもと言わず、誰もが魅了されること間違いなし!


神保匠吾
1982年福岡県生まれ。オンラインモーターマガジン「DRIVETHRU」ディレクター。学生時代に乗っていたBMW初代3シリーズ(E21)を電動化し、EVライフを実践中。詳しくはhttps://drivethru.jpへ。



Illustration: Tabito Sugiyama
Text: Shogo Jimbo

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