2メートル離れていてもほのかに香らせるなら

色気よりも衛生

これからの香水選びは2メートル先の相手がほのかに感じる程度がちょうどいい。
ラベンダーやベルガモットなど、ハーバルな調香成分がメインの香水が活躍する。

渋さやスモーキーなど男くさい要素はもういらない

 これからの香りについて、ファッションの観点からユナイテッドアローズのパフューム&コスメティックス バイヤーの橋本悟さん、美容の観点からE po Hair Studioのセラピスト・ハーバル調香師のMisatoさんに話を聞いた。
「マスクをしていてもダイレクトに感じる香りはナンセンスかな、と思います。ましてや呼吸がしづらく暑いとムレる窮屈な状態で、こっくりとした男っぽい香水はトゥーマッチですよね。相手を考えるなら、ハーブなどが主体の清潔で衛生的な香りのほうが粋ですね」と橋本さん。
 一方Misatoさんはこう話す。
「香りがわかりにくくなったぶん、もしアピールしたいならば香らせ方に工夫してみるのがいいかも。湿度が高いほうがより強く香りを感じられるので、今までは手首などにつけていたのを、髪で隠れている首の後ろや、胸腺や鎖骨あたりにつけるのもありかもしれません。選ぶ香りだけじゃなくまとわせ方にもひと工夫する時代ですね」


1水しぶきからインスパイアされた名前どおりの透明感

フランス語で水を意味するl’eau(ル・オウ)を名にもつハーバルなフレグランス。ベルガモット、レモン、ネロリなどをベースにした、フレッシュなアロマの香りで気分転換などにも最適。オードパルファム(l’eau)30㎖ ¥10,500/ダウンパフューム(デュード)

2香水好きにはたまらない時代にもマッチするすがすがしさ

ベルガモットやピンクペッパーがトップに漂い、すっきり感とほのかなスパイシーさが。ミドルに香り立つアンジェリカの花のニュアンスが重なるとやわらかく、優しく肌に馴染んでいくよう。アンジェリーク スー ラ プリュイ 100㎖ ¥26,000/フレデリック マル

3つけた途端に感じる品のあるネロリが爽やか

オレンジの花から抽出されるネロリのエッセンスをふんだんに使用した香り。すっきりとした中にも奥行きを感じる、包み込んでくれるような雰囲気が最高。オー ドゥ ネロリ ドレ オーデコロン ナチュラルスプレー 100㎖ ¥14,700/エルメス(エルメスジャポン)

4ラベンダーにとことんこだわるブランドらしい逸品

3種のラベンダーを軸にシトラスやキャロット シード オイルなどと混ざり合い、さまざまなニュアンスを感じ取れる。みずみずしくありながら大胆さもある香り。ラベンダー エクストリーム オード パルファム スプレィ 50㎖ ¥35,000/トム フォード ビューティ

5まるで海辺にいるかのようなワンランク上の清涼感

みずみずしいレモンが印象的に広がるグリーンを感じる香り。海辺に吹くそよ風のように、さらっとしながらもまろやかに感じられる大人なムードがあふれる一本。ヒーリー オードパルファン セル・マラン 100㎖ ¥20,000/ヒーリー(アイビシ トレーディング)

6環境問題にも考慮した香り以外にも注目の香水

今春日本に上陸したLA発のフレグランスブランドで、思わず深呼吸したくなる爽快感のあるミントの香りがメイン。水を使用していないため香りが長時間持続する。ロッコ オードパルファム 90㎖ ¥18,000/デッドクール(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)


[左]ジャケット¥64,000・パンツ¥37,000/マーガレット・ハウエル(アングローバル) シャツ¥22,000/コモリ(ワグ インク) カットソー¥13,000/サンスペル(サンスペル 表参道店) その他/私物

[右]スエードジャケット¥55,000/CCU(イーライト) カットソー¥18,000/オウベット(レショップ) パンツ¥38,000/ヘリル(アンシングス) その他/私物



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Photos:Yoshio Kato 
Hair&Make-up:Narumi Tsukuba 
Stylist:Junichi Nishimata
Models:Taku Obata Taketo Masui
Text:Mariko Urayasu