2022.09.16

【オジサンのための「逆転美容」】劣化しないためにまず選ぶべき化粧水3選

スキンケアのファーストステップとなる化粧水。これだけで劇的に肌が変わるとは言い難いかもしれないけど、枯れた土壌にまず水が必要であるように、肌も化粧水で潤いの道筋をつくることが大事。美肌成分がきちんと行き渡る“豊かな土壌”を育むことから始めよう。

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美容リテラシーも年齢も
それぞれ違う3人が試した!

片貝 俊さん/40歳 スタイリストプロフィール画像
片貝 俊さん/40歳 スタイリスト
人生において美容というものを意識したことがほぼない、ビューティ原始人。顔の大部分にヒゲが生えるので、毎朝頰のエリアだけシェービングしている。
吉﨑哲一郎/42歳 UOMO副編集長プロフィール画像
吉﨑哲一郎/42歳 UOMO副編集長
普段から化粧水や乳液は使っているが、若い頃に比べて肌の乾燥が深刻化。ほうれい線、シワ、たるみなど、40歳を過ぎてから衰えを実感しまくる日々。
中野健吾/34歳 UOMO編集部プロフィール画像
中野健吾/34歳 UOMO編集部
本誌美容担当。ゆえに、スキンケアに関する知識も習慣も3人の中で最も身についている。自身の肌は皮膚が薄く敏感。春先は花粉症&マスクでしんどい。

エスティ ローダー マイクロ エッセンス ローション BF B.A ローション イマース  オルビス ブライト ローション M

Aエスティ ローダー マイクロ エッセンス ローション BF

甘酒っぽい香りが印象的。荒ぶる肌をおさめてくれる中野

まろやかな発酵液が肌を守って
刺激に対して耐性のある肌に

30年にも及ぶ研究の集大成である独自の発酵液が、皮膚の最外層のバリア機能を内外から高める。潤いを閉じ込めると同時に赤みや炎症を抑制。使うほどに肌の油分と水分のバランスが整っていく。200㎖ ¥14,850/エスティ ローダー


BB.A ローション イマース

これ一本でも完結しそうなほどしっとり吸いつくような潤い感吉﨑

汗が肌老化を招くという新事実。
春夏シーズンに頼もしい逸品

年齢とともに毛穴が目立つ大人肌に。汗に含まれるタンパク質が糖と結びつき、毛穴をたるませるという新知見に基づき開発。保水ヴェールが汗から毛穴を守り、内側からふっくらとしたハリのある弾力肌へと導く。120㎖ ¥13,200/ポーラ


Cオルビス ブライト ローション M

乾いた肌にゴクゴク浸透。化粧水って気持ちいいんですね片貝

シミやくすみの原因となる
“メラニンのにじみ”を撃退

潤いを与えると同時に、透明感を高める美白ローション。紫外線ダメージによって、シミの原因となるメラニンが肌の奥深くでにじみ、表情全体がくすむ現象に着目。活力を失った肌に“面”でアプローチする。[医薬部外品] 180㎖ ¥1,980/オルビス


化粧水で潤いの「水路」を開通!

ー今回、それぞれの悩みや肌質に合わせた新作の化粧水を試してもらいましたが、率直な感想、どうですか?

片貝:実は化粧水というものが初体験で、これでつけ方合ってるのか?と不安に思いながら使っていました。でも出張のときにも無印良品の詰め替えボトルに移してちゃんと使いましたよ。

吉﨑:おっ、偉い!

片貝:ブランド名、なんでしたっけ? オル、オル、アべ…。

中野:オルビスですね。

片貝:そう! オルビス。僕の場合、シャワー中に頰のゾーンのヒゲを剃るんですけど、お風呂上がりにパシャッとしたら、最初はちょっとシミたな。でもなんか嫌いじゃないシミ感だった。うん、オルビス、なんか嫌じゃなかった。

中野:(笑)。片貝さんのヒゲのエリアの肌ってどうなっているんですか? 僕は敏感肌だからヒゲを生やすと、毛穴から余分なアブラが出て炎症を起こしちゃうんですよ。だからまったくヒゲを伸ばせないんです。

片貝:えっ! そんな人っているの?

中野:いるんです。

片貝:じゃあヒゲに憧れとかある?

中野:いや、特にないんですけど(笑)。とりあえず普段は、肌に優しい電動シェーバーでヒゲ剃りをして、その後にスカッとするアフターシェーブローションを塗ってます。今回はその代わりにエスティ ローダーの化粧水を使っていたんですけど、いつもの化粧水よりテクスチャーがしっとりしてて、最初はちょっとだけ馴染めない感じもありました。

吉﨑:へえ〜。俺は逆にスカッとした爽快系の化粧水が得意じゃないんだよな。今回試したB.Aは肌当たりがめちゃくちゃやわらか。使っているそばから肌に染み渡ってるって感じがした。

中野:季節にもよるけど、僕は結構な確率で化粧水がヒリつくんです。そういう意味でエスティ ローダーは刺激がいっさいなく、合格でした。

片貝:で、肌がすごい変わったか、と言われると、僕にはちょっとよくワカラナイ…。

ー化粧水でそんなにすぐ劇的に肌が変わる、若返るってことは難しいですよね。化粧水は皮膚の「水路」づくり的な役割。あとに塗る乳液やクリームがちゃんと肌の奥まで届くように。片貝さんが感じた“嫌いじゃないシミた感じ”というのも、その「水路」がぐいぐい浸透している感覚だったのかも。

片貝:「水路」か、なるほどわかりやすい。僕は乾燥を感じると、以前イタリアで現地の人に猛烈に勧められて大量購入したコエンザイムQ10入りのニベアを塗るんですけど、確かにいつもよりクリームがのびて、塗りやすかったかも。

中野:今まではニベアをダイレクトで塗ってたんですね。僕にとって化粧水は、もはや下着感覚っていうか。塗らないとパンツはくの忘れてるって感じ。

吉﨑:化粧水を数日使ったくらいじゃ肌は“逆転”しないけど、今からでも遅すぎることはないはず。自分の老いを直視できずに、メガネを外してピンボケした状態でしか鏡を見てなかったけど、明日からはガン見で地道に「水路」開通にいそしむよ…。




Photo:Kazumasa Takeuchi 
Composition&Text:Sachico Maeno

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