さまざまな時計を見て試せる「時計フェス」が、2度目の開催！ 今回は「継承」をテーマに、永く使えるデザインや機能をもつ32本を用意した。選ばれし時計の数々は、参加者たちの胸にどう響いたのか？ 今記事では、いつかわが子が新社会人になったら…。スーツの袖口を嫌みなく飾れることも考えたい。
※文中すべて、SS=ステンレススチール、WG=ホワイトゴールド、PG=ピンクゴールド、RG=ローズゴールド、YG=イエローゴールド、Pt=プラチナ、Ti=チタンの略です。
01：GRAND SEIKO｜エボリューション9 コレクション SLGB003
異次元の高精度ムーブメントを搭載
ムーブメント：スプリングドライブ自動巻き
ケース素材：ブライトチタン
ケース径：37㎜
価格：￥1,518,000
ぜんまい駆動式の腕時計として世界最高精度となる年差±20秒を実現した「スプリングドライブ U.F.A.」搭載。ブライトチタン製のケースを採用し、ダイヤルはスプリングドライブの製造地である信州地方の樹氷の美しさを、精緻な型打ち模様で表現。／グランドセイコー（セイコーウオッチお客様相談室）
梅田聡（会社員）「繊細で美しく、主張しすぎないデザインは、スーツに合わせるのに必須の要素。GSが断トツです」
松岡敦也（会社員）「独自のデザインコード“エボリューション 9スタイル”が凝縮された一本。間違いなく仕事でも活躍します」
猪俣遼（会社員）「樹氷林のような文字盤は控えめながら見入ってしまう」
02：BVLGARI｜オクト ローマ
八角形の美学を継承しつつ日常使いに最適化
ムーブメント：自動巻き
ケース素材：SS
ケース径：41㎜
価格：￥1,111,000
八角形と円形を融合させた独創的な美しいケースが特徴。ヘアライン仕上げでスッキリとしたベゼルやクル・ド・パリ装飾を施したブルーダイヤルを備え、都会的で落ち着きのある雰囲気を備える。ケース厚は9㎜台とスリムで、スーツにも合う。／ブルガリ（ブルガリ・ジャパン）
佐々木謙（自営業）「ダイヤルの青は強すぎず、装飾も美しい。細やかなブレスのコマになっていて、長時間のつけ心地もよさそう」
今川一樹（会社員）「ケースやベルトの装飾的な作り込みがラグジュアリーブランドならではで、専業ブランドとの違いを感じた」
藤森優希（会社員）「クル・ド・パリ装飾の美しさに心奪われた」
03：JAEGER-LECOULTRE｜マスター・ウルトラスリム・デイト
卓越した薄型の技術と
タイムレスな美を融合
ムーブメント：自動巻き
ケース素材：SS
ケース径：39㎜
価格：￥1,540,000
優美で洗練されたデザインによって伝統的な時計づくりを再解釈し、シンプルウォッチの完成形と呼ばれる存在。厚さわずか8㎜以下のケースにムーブメントCal.899を収め、薄型と実用性を両立する。文字盤はシルバーサンレイ仕上げで、細身のドルフィン針とバーインデックスが気品ある表情を演出。／ジャガー・ルクルト
森田諭（会社員）「薄さとつけ心地が群を抜いていて、毎日つけたくなる一本だった」
土屋善直（公務員）「裏から見える機械の仕上げがよく、文字盤と交互に楽しめた」
桑山裕規「洗練を極めたデザインがスーツ姿を格上げする」
04：LONGINES｜ウルトラ-クロン クラシック
高振動＆高精度モデルの
デザインコードを採用
ムーブメント：自動巻き
ケース素材：SS
ケース径：37㎜
価格：￥557,700
1967年に登場した高振動ムーブメント搭載「ウルトラ-クロン」のデザインコードに着想を得たモデル。ケース径37㎜と控えめなサイズに、レトロで美しいサンレイダイヤルを採用。6時位置やケースバックに象徴的な波形のロゴを刻印。ムーブメントは単結晶シリコン製ヒゲぜんまいを備えるクロノメーター。／ロンジン
宮野秀斗（会社員）「本格的に時計デビューをする新社会人に、ぜひつけてもらいたい」
森健太（会社員）「クラシックな雰囲気を生かしつつ、さらりとつけられそうです」
森口慶紀（会社員）「シンプルながら凝っていて、シーンを問わず使いやすい」
05：GLASHÜTTE ORIGINAL｜シックスティーズ
1960年代のデザインを
現代に合わせて再解釈
ムーブメント：自動巻き
ケース素材：SS
ケース径：39㎜
価格：￥1,012,000
ドーム型風防や文字盤がヴィンテージ感を漂わせる。ガルバニック加工が施されたシルバーの文字盤は自社の専用工房で製造され、ほとんどが手作業による製造。外周部が落ち込んだボンベダイヤル、エングレービングのインデックスなど、細部に芸術的な趣向が凝らされている。／グラスヒュッテ・オリジナル（グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座）
猪口尚志（会社員）「クラシカルな意匠と、オーソドックスな3針との調和が絶妙」
鈴木大輔（会社員）「裏蓋のサファイアガラスが立体的で、機械を斜めから眺められる」
熊谷創一朗（会社員）「ボンベダイヤルで実際のケース径より引き締まった印象に」
