
高温多湿な季節はスポーティな時計をつけたいもの。ただし、これ見よがしにしないのが大人の選択だ。俳優の中島歩が、8本の名作とともに夏の週末を演じる。
※文中すべて、SS=ステンレススチール、WG=ホワイトゴールド、PG=ピンクゴールド、RG=レッドゴールド、Pt=プラチナ、Ti=チタンの略です。
01:CARTIER|「サントス ドゥ カルティエ」デュアルタイム ウォッチ

カルティエの「サントス」は、1904年に誕生した世界初の紳士用実用時計をルーツにもつマスターピース。シルバーとゴールドのコンビネーションも美しいが、あえてグレーのフェイスで統一感をもたせることで、抑制された美しさが表れる。

週末は力を抜きつつ、洋服と時計のトーンを揃えた上品な装いで近場のカフェへ。「サントス ドゥ カルティエ」は、アイコニックな形を継承しながら、6時位置にセカンドタイムゾーンの表示を備える。ストラップはグレーのアリゲーターレザーに交換することも可能。
02:AUDEMARS PIGUET|ロイヤル オーク オートマティック


“ラグスポ”の元祖はスポーツカーのドライブにも合う。「ロイヤル オーク」は1972年にデビュー。平面的でシャープな造形美と丁寧な仕上げに薄型のケースが評価され、“ラグジュアリースポーツウォッチ”のジャンルを確立した。ケースやブレスレットのポリッシュ仕上げは華やかだが、シルバーのダイヤルで控えめな雰囲気に。
03:GRAND SEIKO|エボリューション9 コレクション SLGB003

白いフェイスのGSは、日本の夏を感じさせる白い開襟シャツと好相性。独自のスプリングドライブによって、ぜんまい駆動式としては世界最高精度の年差±20秒を実現。ダイヤルは美しい樹氷を表現した。
04:TUDOR|ぺラゴス ウルトラ

ダイバーズウォッチは、カジュアルな佇まいゆえカラフルなシャツと合わせても楽しい。各国の軍隊や冒険家たちから愛されてきた名門・チューダーが、ブランド史上初となる1000m防水ダイバーズウォッチを発表。ケースはやや大きい43㎜だが、チタン特有の色合いやマットブラックのダイヤルによって落ち着いたムードに。高精度、高耐磁のMETAS認定のマスター クロノメーターを取得し、ムーブメントもハイレベル。特許取得ずみのブレスレットアジャストメント機構も採用。ブラックのラバーストラップも付属する。
1988年宮城県生まれ。2013年にデビュー。映画『偶然と想像』『いとみち』にて第35回高崎映画祭最優秀助演俳優賞を受賞。’25年のNHK連続テレビ小説『あんぱん』では、ヒロインの夫・次郎役を務めた。来年放送のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』では浅井長政役で出演が決まっている。