時計も手土産も、会う人を想って選ぶもの。毎月気になる時計の新作をピックアップして、ユニークな共通点のある手土産を一緒にお届けする。
BELL & ROSS｜BR-05 36 MM BLACK STEEL
パリで生まれた
モダンなタフウォッチ
1994年創業のベル＆ロスは、2005年にデビューしたBRシリーズで大ブレイク。航空計器のデザインを腕時計へと落とし込み、ミリタリーながら洗練されたムードで大ヒット。「BR-05」は2019年にデビュー。四隅に丸みをもたせたケースとブレスレットを統合させて都会的な雰囲気に。小径になったことで、手元にさりげなく馴染む。
イコール｜フレンチクルーラー
気取らないけど
なんだか特別
実力派パティシエが開いたパティスリー「イコール」は、“街のお菓子屋さん”がコンセプト。シンプルで気取らない商品が並ぶ中でも、米油で揚げることでサクッ、シュワッという食感に仕上げた「フレンチクルーラー」が特におすすめ。味はプレーンのほかにこのピスタチオ（時期限定）などがある。オープン前から行列ができる人気店なので、手土産にすると喜ばれること間違いなし。
気取らないセンスって、こういう感じ？
農業大国フランスは、ワインやチーズなど世界一を自負するものが多く、食文化はハイレベル。だから、“フランスっぽいもの”を手土産にすると当然喜ばれる。素朴で気取らないものなら、なおセンスがいいと褒められる。
東京・幡ヶ谷のパティスリー「イコール」は、パリの三つ星レストランでシェフ・パティシエを務めた後藤裕一さんのお店。そうはいっても、どのお菓子も気取っていないのがうれしいところ。人気の高いフレンチクルーラーは、外側はカリッとしていて中はエアリー。すぐに売り切れてしまうそう。
時計にも気取らないフランスのブランドがある。フランスの時計といえば宝飾系が人気だが、ベル＆ロスは戦闘機の航空計器をベースとした武骨でインダストリアルなデザインが人気。都会的なスタイルをもつ「BR-05」ならば、新作の36㎜ケースに注目したい。タフで防水性も高いので、気取らない日常時計に向いているが、フランスらしい洒脱さも楽しめる。
気取らないけど、ちょっと心が浮き立つモノは、毎日に喜びをもたらす。それは時計もお菓子も同様なのだ。
40を超える媒体で時計記事を担当し、イベントの企画なども手がける。手土産はあげるよりも、もらうほうが多い。
広告や雑誌で活躍。撮影現場などに持っていく手土産に一家言アリ。時計好きでもあり、ヴィンテージを複数持つ。
