上の画像を見て、「いつものグランドセイコーとちょっと顔つきが違う……」と感じた人もいるのでは。その印象を決定づけているのが、文字盤に並ぶアラビア数字だ。グランドセイコーでは稀有な意匠だけに、見慣れたモデルとはひと味違う表情を見せている。
10月9日(金)に発売される「SBGW325」は、「キャリバー9S」初の手巻メカニカルムーブメント誕生25周年を記念した限定モデル。2001年に誕生した「SBGW003」のダイヤルデザインを受け継ぎ、特徴的なアラビア数字のインデックスを採用している。
しかも、単に25年前のデザインをなぞったわけではない。深いネイビーの文字盤、本藍染のクロコダイルストラップ、現在の手巻メカニカルムーブメント「キャリバー9S64」。25年前の意匠に現在のムーブメントを組み合わせた、世界600本限定の特別なGSだ。
25年前のGSを知っていますか?
この新作のルーツは、2001年に登場した「SBGW003」にある。同年に誕生した「キャリバー9S」初の手巻メカニカルムーブメント「キャリバー9S54」を初めて搭載したモデルだ。同モデルの大きな特徴が、文字盤に配されたアラビア数字のインデックス。今回のSBGW325では、そのデザインをオマージュしている。
ご覧の通り、数字には浮き出し加工を施し、くっきりとした立体感を与えている。そこに合わせたのは、日本の藍染文化から着想を得た深みのあるネイビーの文字盤。25年前から受け継いだアラビア数字のデザインを、新たな色と仕上げで印象的な“顔”に仕立てている。
そのネイビー、実は職人の手染めです
もうひとつ、この時計を特徴づけているのがネイビーだ。クロコダイルストラップには、職人が手作業で染め上げる本藍染の技法を採用。時間をかけて染めることで、奥深いネイビーに仕上げている。文字盤とストラップを同系色でまとめた姿は、アラビア数字の存在感も相まって印象的だ。
さらに、付け替え用として牛皮革ストラップも付属。こちらは柔らかな着け心地とシュリンク柄が特徴で、クロコダイルとは異なる表情を楽しめる。いずれもLWG(レザーワーキンググループ)の認証を取得したタンナーで生産されたレザーが使われている。
ムーブメントには「キャリバー9S64」を搭載し、最大巻上時で約72時間のパワーリザーブを確保。裏ぶたには「LIMITED EDITION」と「1 OF 600」の文字が記され、25周年を祝う限定モデルであることを示している。販売はグランドセイコーの一部ブティックとブティックオンラインで行われる。
アラビア数字の文字盤を入口に25年前のGSへと遡り、そこへ藍染や現在のムーブメントを重ねた「SBGW325」。いつものGSとは少し違う顔つきには、きちんと理由がある。
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