カジュアルさが生む大人の余裕に憧れて

セットアップは背筋が伸びて好きだけれど、最近は身体に馴染むカジュアルよりのものが欲しくなっていた。コロナ禍ではそうした「ラクな服」の台頭に対して「おしゃれをする意識が下がってる…」と嘆かわしい気持ちになったけれど、今さら何の心変わりなのか。とにかく持ってはいなかったので、ほとぼり冷めたころに試したくなったのかもしれない。
いま買うなら、卓越した生地へのこだわりとデザイン、縫製で定評のフォルがいいと思い、ジャーナルスタンダードへ。今季はインド製カディコットンによるワークライクなネイビーのセットアップが並んでいた。勝手なイメージだが、インドと聞くと、素肌に羽織って(下着の上からが現実的だが、とにかく薄着で)素足にレザーサンダルを履くくらいがいいと思ってしまう。結局、ジャケットはサイズ2、パンツはサイズ3で購入。
着方は前述のとおりラフにいくが、襟が低いので、ボタンは一番上まで留めて襟を立てて。そうすると背筋が伸びるような気もするのだけれど、あくまでカジュアル。不思議な気持ちになる心地よい服に出会えた。



編集
西坂和浩
クルマと時計担当。幼少期からのクルマ好きで、大学時代は自動車部に所属。ウェブでは「文化系ネオクラシック車と30人の男たち」も手掛けた。愛車はアルファロメオの「ジュリア」。クルマはイタリア車好き、ワードローブはカジュアルなフレンチスタイルが好み。猫舌のため一年中、アイスコーヒー派。
Movie&Photos:Mitsuo Kijima
Stylist:RUI
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Editor Shibutsu