Editor Shibutsu

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GUCCI|ローファー「グッチ ホースビット 1953」
2025.11.28
最終更新日:2025.11.28

GUCCI|ローファー「グッチ ホースビット 1953」

UOMOプリント版編集長 稲葉

ホースビットは永久に不滅です

エディター私物 グッチのホースビットローファー

あまりにも永久定番の名作シューズすぎて、今までなかなか足が出せな…手が出せなかったグッチのホースビットローファー。ただ、自分も年齢を重ねるにつれ、このような名品もきちんとはきこなせる男にならなければと思う今日この頃です。1953年にグッチが初めてデザインしたシューズとして、時を経ても変わらず愛されるアイコニックなこのローファー。歴代のクリエイティブ・ディレクターによってそれぞれの時代で再解釈がなされてきましたが、選んだ一足は、オリジナルのモデルに最も近い、「グッチ ホースビット 1953」です。色はブラックに限りなく近い、ダークブラウン レザーというのも気に入ったポイント。ドレススタイルはもちろん、デニムパンツやチノパンなんかにも相性のよいひとさじのニュアンスが絶妙です。

足入れをしてみるとまず驚くのは、その軽さとはき心地のよさ。クラシックなレザーシューズというと「足に馴染むまで痛くても我慢してはき続ける」のような既成概念も昔はあったりしましたが、もう時代は変わったんですね…。むしろコンフォートすぎて、履いた瞬間から駆け出したくなるような衝動に駆られます。そして、パンツにあわせた時の見た目のボリューム感も申し分なし。細めのスラックスにはもちろん、カジュアルな太めのワイドパンツでも裾から見え隠れするホースビットが足元に品と適度な緊張感を与えてくれます。ブランド自体は時代のデザイナーたちによって、その姿を変えていくものですが、永遠に変わらない名品の存在こそ、歴史あるラグジュアリーブランドの魅力なんだと改めて実感しました。

エディター私物 グッチのホースビットローファー
エディター私物 グッチのホースビットローファー
稲葉翔プロフィール画像
UOMOプリント版編集長
稲葉翔

2025年よりUOMOプリント版編集長。実は以前にも8年間UOMOに在籍していた。好きなモノは古いカメラとサウナ。昔はまわりに「面白い趣味ですね!」と言われ盛り上がることもあったが、最近は世間にこすられ過ぎて「あ~みんな好きっすよね」で話が終わってしまいがち…。

Movie&Photos:Mitsuo Kijima
Stylist:RUI

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