Editor Shibutsu

UOMOの編集者がリアルで愛用するダウンアイテムとは?【ファッションブランド編】
2025.12.13
最終更新日:2025.12.13

UOMOの編集者がリアルで愛用するダウンアイテムとは?【ファッションブランド編】

恒例企画「エディター私物」より、ダウン・中綿アイテムにフィーチャー。UOMO編集部員が愛用するオススメアイテムを紹介する。

「これでいい」じゃなく「これがいい」

UNIQLO:C|パフテックパーカ

エディター私物 ユニクロ:シーのパフテックパーカ

UOMOのWEB、冬の名物企画であるダウン大特集(今年は史上最大規模の『大人のダウン200』絶賛更新中です)の撮影で、毎年たくさんのダウンをリサーチ、撮影、試着するのですが、年々「羽根じゃない方」の中綿を使用したものが増えていて、そのクオリティもどんどんアップしています。中でもダントツのコスパを誇るのがユニクロのパフテックパーカ。

去年まではメインストリームであるウルトラライトダウンに対してのオルタナティブ的位置付けだったのが、今年はもう完全にパフテックがメインストリームという感じ。ユニクロ:シーの丸みを帯びたシルエット、程よい中わたのボリューム、チープに見えないマットな生地、深いネイビーの色味と申し分なし。200着撮影した中でも「これでいい」じゃなくて「これがいい」と思わせられた逸品です。強いて言えば、裾がドローコードで絞れれば、完璧だったかも。

エディター私物 ユニクロ:シーのパフテックパーカ
エディター私物 ユニクロ:シーのパフテックパーカ
エディター私物 ユニクロ:シーのパフテックパーカ
薬師神和彦プロフィール画像
副編集長
薬師神和彦

ワードローブのほとんどのアイテムがネイビーの“ネイビー男子”。愛犬家、コーヒーより紅茶派。コラボじゃない “素のユニクロ”を研究する「世界一詳しいユニクロ・スタンダード学」を連載中。

半年着られる万能アウター

MM6 メゾン マルジェラ|コクーンコート

エディター私物 MM6メゾンマルジェラのコクーンコート

数年前に購入。アームホールが太いおかげで、ボリューミーなニットをインに着られるので厳冬はもちろん活躍。さらに、色味が明るく春先まで着られるのが便利。中綿ながら半年近く活躍できる万能選手。スモーキーなブルーは合わせやすいが、ベーシックカラーほど地味になりすぎずちょうどいい。

丸っこいシルエットも、暖かいのに軽いところも気に入っているが、アームホールが太すぎてバックパックはもちろんショルダーバッグすらも持てないところが玉に瑕。でもコートを着るほうを優先したいので、常にハンドバッグだけで頑張ってしまう。

エディター私物 MM6メゾンマルジェラのコクーンコート
エディター私物 MM6メゾンマルジェラのコクーンコート
エディター私物 MM6メゾンマルジェラのコクーンコート
中島綾子プロフィール画像
副編集長
中島綾子

世界を旅することを愛し、3人の息子たちとともに、これまでに19カ国を訪問。メキシコ、トルコ、モロッコが特にお気に入り。海外の旅行先では必ず料理教室に参加し、帰国後は各国の料理を自宅で再現している。旅好きながらもインドア派で、家に籠もって洋裁やDIYをするのも大好き。

ようやく本領発揮

visvim|ダウンジャケット

エディター私物 ビズビムのダウンジャケット

一昨年手に入れた、ビズビムのダウンジャケット。以前、エディター私物でも紹介したが、ダウンが苦手な自分にとっての理想形。これ以上、好きになれるものには出会えないと思い購入した。ただ誤算だったのは、近年の暖冬ゆえに登板回数が少なめなこと。あれから1年ちょっと。昨年末はロンドンに行ったこともあり大活躍。正直、このダウンが無ければ、寒さを乗り越えられなかった。ポケットの中が暖かすぎて感動。ダウンというのは寒いところに行けば行くほど、輝くアイテムなのだなと実感しました。

今季はダウンジャケットよりもダウンベストのほうが人気らしく、いろいろなブランドがこのビズビム的なノリのマットな表地でゆとりあるシルエットのものがリリースしており、ちょっと気になっている。この先5年は確実にダウンジャケットを買い替えることはないと思うが、もしかするとダウンベストには手を出してしまうかも。

エディター私物 ビズビムのダウンジャケット
エディター私物 ビズビムのダウンジャケット
エディター私物 ビズビムのダウンジャケット
中林龍平プロフィール画像
編集
中林龍平

カルチャー・食担当。トレードマークは、ボリューミーなパーマ(入稿・校了時、1.5倍増)。一年中ほぼシャツ、冬だけニットもあり。年始に琺瑯鍋とフライパンを新調したので、きちんと自炊ができるようになりたい。

ネイビーブレザーのためのダウン

POLO RALPH LAUREN|ダウンベスト

エディター私物 ポロ ラルフローレンのダウンベスト

現代の人の多くは「ダウンはテック系」と思っている。確かに60年代、70年代のものを見てもナイロン地のものは多いし、元来、軽くてある程度丈夫で…ともなればそのチョイスは必然ともいえる。

しかし、ひとたびジャケットなどのきちんとした格好に合わせるとなると、テック素材を捨ててでもドレッシーな佇まいを取りたくなることがある。最近では薄手のインナーダウンがはやっているが、自分の場合は必ずジャケットの上から羽織る。そう考えるようになったのは、今から10年ほど前にトム ブラウン氏がグレースーツ(彼の場合はショーツ+ロングホーズだが)の上にモンクレール ガムブルーのグレーフランネル地のダウンベストを着ている姿を見てから。ダウンすら馴染ませる特有のストイックさが格好よかった。

そんな感覚にやられて手に取ったのが、ネイビーフランネル地に金ボタンをあしらった、ポロ ラルフローレンのダウンベスト。トラディショナルな服とは相性がよく、特に、この下にトム ブラウンのネイビーブレザーを着てタイドアップし、ライトグレーのトラウザーズを合わせると抜群にハマる。むろん、これ一着では汎用性が低いが…「ひとまず、あの格好をしたいがために買う」といった衝動的な買い方は大好きだ。

エディター私物 ポロ ラルフローレンのダウンベスト
エディター私物 ポロ ラルフローレンのダウンベスト
エディター私物 ポロ ラルフローレンのダウンベスト
西坂和浩プロフィール画像
編集
西坂和浩

クルマと時計担当。幼少期からのクルマ好きで、大学時代は自動車部に所属。ウェブでは「文化系ネオクラシック車と30人の男たち」も手掛けた。愛車はアルファロメオの「ジュリア」。クルマはイタリア車好き、ワードローブはカジュアルなフレンチスタイルが好み。猫舌のため一年中、アイスコーヒー派。

Movie&Photos:Mitsuo Kijima
Stylist:RUI

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