Editor Shibutsu

275
LOEWE|アビエイタージャケット(ディア)
2025.12.15
最終更新日:2025.12.15

LOEWE|アビエイタージャケット(ディア)

編集 堀池 光

最高額だけど最高の買い物

エディター私物 ロエベのレザージャケット

昔からストレス発散的な意味を兼ねて買い物をすることが多々ありました。後先考えずに「今欲しいものは今しか買えないし、今が一番似合う時だ」という謎の言い訳をして服を買い、「あぁ、買っちゃったぁ~。これからの生活費どうしよう…(ニヤニヤ)」という独り言を呟きながら感じる、得も言えぬ快感。生活にリスクのある買い物ほどドーパミンがドバドバと出るんです。ただ最近はいい歳になったし、ファッション誌の編集者として自暴自棄的な買い物はやめようと思って控えていたのですが…UOMOに配属となり3年目、「人生の一張羅」を購入していました。

シルエットが今っぽいとか、ディアスキンの肌触りがいいとか、レザージャケットが流行っているとか、原稿に書ける理由付けはいくらでもあります。でも一番は「過去一のトキメキを感じ、買わないと後悔すると感じたから」、それに尽きます(編集者失格)。あたかも即決したかのような書き方ですが、初めて試着した時から5回以上はお店に足を運び(時には編集部の先輩方を連れ)、ようやく買う決心がついたのです。商品を受け取った時は、ドーパミンドバドバを超えて、手足が軽く震えていました(笑)。家でひろげて、その美しさに惚れ惚れ。どこをとっても本当に格好いいレザージャケットです。子供にも孫にも(なんならひ孫の代にまで)引き継いでいきたい、一張羅のアウターを手に入れました。

ただ25SSのアイテムなので実は買ったのは3月末。すぐ暑くなってしまい春夏では2、3回しか着られなかったので、秋冬の訪れが楽しみでした。ようやく涼しくなりこのアウターを羽織ると自ずと背筋が伸びますね。唯一の欠点は、傷つくのを恐れ、満員電車に乗れなくなったことくらいです。

エディター私物 ロエベのレザージャケット
エディター私物 ロエベのレザージャケット
堀池 光プロフィール画像
編集
堀池 光

2023年入社の編集部最年少。本誌では『プロゴルファー!HIKARU』としてゴルフ連載を担当。ときたまデザインの効いたアイテムを着ると、先輩達にツッコまれがち。真夏生まれだが夏の暑さにも冬の寒さにも弱い。趣味はツーリングと音楽フェス。

Movie&Photos:Mitsuo Kijima
Stylist:RUI

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