恒例企画「エディター私物」より、全員のポーチにフィーチャー。UOMO編集部員が愛用するオススメアイテムを紹介する。
こんなもの世界に存在しなかった
Eagle Creek|パックイット ET オーガナイザー ミニ

今回は編集部員が普段使いするポーチを集める企画。若い頃はポーチを一つも持ってなかったように思う。グルーミンググッズは家に置きっぱなし。ガジェットポーチなんて世の中になかった。入社当時は携帯電話さえ持ってなかったし。
かつてはシステム手帳が編集者の生命線だったが、自分は早々にパームパイロット等の電子手帳に移行し、いつしかiPhoneへ。はじめてiPhoneを買ったときには「これさえ持っていれば荷物がぐっと減る!」と強烈な解放感を覚えた。が、今では毎日MacBookを抱え、ガジェットポーチにバッテリーやアダプタ、数々のコードを携え… あの自由は何だったんだろうか。
ということで、ある意味憎きガジェットポーチである。いろいろ試して行き着いたのがイーグルクリークのETオーガナイザー。ストレッチのメッシュポケットとゴムバンドを装備している。
中身は、AnkerのMagSafeバッテリー、アダプタ、コード。イヤフォンはJBLのTour Pro3。最近ずっと自宅周辺の工事がうるさいが、このイヤフォンのノイズキャンセリング機能でしのいでいる。あとはペリカンの万年筆とパーカーのボールペン。
こまごまとした内容物を綺麗に整理して運べるポーチの作りには、トラベルグッズブランドであるイーグルクリークの意地を感じる。かなり満足しているけど、本当は「ガジェットポーチ」を捨てて身軽に戻りたい。




ワードローブは、アウトドアやミリタリーものから唐突なハイブランドまで混ぜたもん勝ち。恒例「試着フェス®」発案者だが、ショップに行く暇を惜しみ、試着ゼロ状態で衝動的に通販しがち。好きなモノは、深夜の飲酒からの寝落ち。MT車の運転。スノーボードとキーボード。
ミニバッグとしても使ってしまう、津軽の刺し子
こぎん刺し|巾着

バッグの中の整頓がとんでもなく苦手なタイプなので、基本的に毎日ポーチは必須。欲を言えば、必要最低限なものが入るサイズで、例えば会社でちょっと近くに出かけるときにそれ自体が小さいバッグになるようなものだとなおよし。そんなこんなで最近は友人からの青森土産の巾着を愛用中。
「こぎん刺し」は、麻布に白い木綿糸で幾何学模様を刺繍する技法で津軽の工芸品。通常時はリップや日焼け止めなどまとめておきたいものを入れるポーチとして。加えて、二つ折りの財布やスマホ、小さいサイズであればペットボトルまですっぽり収まるので近場へはこれひとつでも出かけられる。
紺とも深緑とも言えない絶妙な色の麻地は結構しっかりしていて、ポーチだけに用途をとどめておくのはもったいない。二役買ってくれる優秀な民芸が最近の相棒です。




ビューティー担当。意外と(⁉)細かいおじさんたちの願望を満たす美容ネタを日々探求。犬と猫と暮らしており、ストレスの99.9%を彼らが癒してくれるため、基本的に機嫌がいい。圧倒的に犬派だったが、愛猫のおかげで猫の沼にも沈むことに。趣味はディープな街で酒を飲むこと。
軽量ポーチがバッグの秩序を保つ
mont-bell|U.L.ペーパーポーチ

モンベルのリップストップ生地を使ったシリーズはひとつの発明だと思います。軽くて丈夫で、値段も安い。素材そのものが、デザインの要素になっているのが好きです。似たような生地でバッグをつくっているブランドは数多ありますが、ポーチを作っているのはなかなか珍しい。特に好きなカラーは「ライトグレー」なのですが、その他が「ブラック」「グリーン」「ピンク(オレンジ寄り)」というやや偏った4色展開なのもいいなと思っています。
自分のバッグにはこのポーチが2つ入っていて、撮影したライトグレーには充電器やハンドクリーム、文庫本などを入れており、もうひとつのブラックにはメガネケースやコンタクト、歯ブラシを入れています。このポーチの導入によって、ごちゃごちゃしていたバッグがきれいになりました。




カルチャー・食担当。トレードマークは、ボリューミーなパーマ(入稿・校了時、1.5倍増)。一年中ほぼシャツ、冬だけニットもあり。年始に琺瑯鍋とフライパンを新調したので、きちんと自炊ができるようになりたい。
機内持ち込みポーチの正解見つけました
PUEBCO|クリアポーチ

久しぶりに海外旅行の予定ができたので美容ポーチを新調することに。改めて液体物の機内持ち込み規約を見たんですが、ポーチは「縦横の辺の合計が40cm以内の透明な再封可能(=ジッパーなど)なもの」って意外と難しい。今まではテキトーに使い捨ての袋に入れていたけど、それだと味気ないし…。旅行までになんとかしないとなぁと思いながら立ち寄ったプエブコでこのポーチを発見。サイズはジャスト20cm×20cm。ダークグリーンの色味も可愛いし、プエブコらしい道具っぽいシンプルさがツボ。値段も安いしこれは買いです。
ちなみに中身の準備はまだできておらず…とりあえず旅行で愛用するアイテムを入れました。旅先で活躍するオールインワンはサボン、意外と使えるのがビュリーのフロス(メタルの筒状)。クリアだとパッケージが良いものを入れたくなるなぁと、この撮影中に感じたので、今度は旅用のスキンケアの正解を考えます。




2023年入社の編集部最年少。本誌では『プロゴルファー!HIKARU』としてゴルフ連載を担当。ときたまデザインの効いたアイテムを着ると、先輩達にツッコまれがち。真夏生まれだが夏の暑さにも冬の寒さにも弱い。趣味はツーリングと音楽フェス。
Movie&Photos:Mitsuo Kijima
Stylist:RUI