直感で欲しくなった
触れたとたんに、気持ちいい! 欲しい! と脳が反応した。モヘア60%、ウール40%で肌触り抜群。色も薄墨のような柔らかいブラック。それらの柔らかさとは対照的に襟ぐりはしっかり編み立てられていて、なんなら最初は少しきついくらい。でも、それくらい締まった要素があるほうが、柔らかな要素が引き立つ気がする。
「年を重ねると存在が圧になるから気をつけたほうがいい」と言われたことがあるけれど、このニットは黒ながら重すぎず、過剰に主張はしないものの心地よさにあふれている。あと、素材のよさに対してかなりリーズナブル。こうありたいものだな…が集積された1枚。
副編集長
中島綾子
世界を旅することを愛し、3人の息子たちとともに、これまでに19カ国を訪問。メキシコ、トルコ、モロッコが特にお気に入り。海外の旅行先では必ず料理教室に参加し、帰国後は各国の料理を自宅で再現している。旅好きながらもインドア派で、家に籠もって洋裁やDIYをするのも大好き。
Movie&Photos:Mitsuo Kijima
Stylist:RUI
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Editor Shibutsu