傑作バッグには理由がある
自分がまだ学生の頃、憧れだったプラダのナイロンリュック。今では、循環型の再生ナイロン「Re-Nylon」にその素材をアップデートして、若者からUOMO世代まで、多くに愛されるアイコンバッグになっています。個人的にもバックパックは大好きですが、休日使いとビジネス使いの境界線が歳を重ねるごとにハッキリしてくるような気がして、例えば(主にオンの日ですが)少しドレスよりなジャケットやコートに、カジュアルなバックパックを背負った時のチグハグ感…みたいなギャップを最近は気にするようになりました。
なのですが、このプラダのRe-Nylonのバックパックなら、本当に全部がうまくいく。背中に光るエナメルメタルのトライアングルロゴは、オンの装いはもちろん、カジュアルな服装でも大人の品格をもたらしてくれて、オーバーサイズのフロントポケットで収納力も申し分なし。コロっとした見た目も、なんだか愛嬌があっていいですよね。そして見逃せないのは、プラダの伝統的な素材である「サフィアーノ」レザーのハンドルがデザインのアクセントになっている点。同色なので、本当にさりげないアレンジですが、これがあるとないとで、高級感がグッと変わってくると思います。若いころに憧れたバックパックが、環境にも優しく、そしてディテールもさらに進化し、今もこうやって変わらず傑作バッグとなって人気であり続けていることは、さすがプラダの一言に尽きると改めて感じます。飾っておいても絵になるバッグですが…ここはどんどん使い倒したいと思っています。
2025年よりUOMOプリント版編集長。実は以前にも8年間UOMOに在籍していた。好きなモノは古いカメラとサウナ。昔はまわりに「面白い趣味ですね!」と言われ盛り上がることもあったが、最近は世間にこすられ過ぎて「あ~みんな好きっすよね」で話が終わってしまいがち…。
Movie&Photos:Mitsuo Kijima
Stylist:RUI