Editor Shibutsu

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JIL SANDER|「WARDROBE」コレクション カーディガン
2025.12.19
最終更新日:2025.12.19

JIL SANDER|「WARDROBE」コレクション カーディガン

UOMOプリント版編集長 稲葉

デザイナーが変わっても…

エディター私物 ジルサンダーのカーディガン

デザイナーの交代劇で賑わっているファッション業界ですが、ジル サンダーもそういう意味では新たなクリエイションが注目されるブランドの一つ。その中で、これはルーシー&ルーク・メイヤーが2022年に誕生させた「ワードローブ コレクション」のカーディガン。“タイムレスな大人の定番”をコンセプトにした、季節を問わないベーシックなワードローブからの一着です。クワイエットラグジュアリーという言葉も聞きなれたフレーズになりましたが、“究極の定番服”とはまさにこのこと。袖を通して、その意味を初めて理解しました。

カーディガンというと、なんとなくコンサバなムードもあり、特に“おじさん世代”には、難易度の高いアイテムかと敬遠していた部分もありますが…この一着は違いました。タイトすぎず、あえてゆるすぎないフィット感が本当にちょうどいい。ややボクシーなムードですが、“オーバーサイズ”というほどではなく、ボタンをしめても開けて着ても、イイ感じにコーディネートがおさまります。白Tなんかにあわせてラフにはおっても、ジャケットなどのインにシャツとあわせても、まさに品よくまとまるんです。ナチュラルな光沢を感じるハイゲージの上質な肌触り、色もジル サンダーといえばのダークネイビーで、どんなレイヤードにもあわせやすい。こういう一着をユニフォーム的に毎日サラリと着こなせるおじさんを目指したいものです。

エディター私物 ジルサンダーのカーディガン
エディター私物 ジルサンダーのカーディガン
稲葉翔プロフィール画像
UOMOプリント版編集長
稲葉翔

2025年よりUOMOプリント版編集長。実は以前にも8年間UOMOに在籍していた。好きなモノは古いカメラとサウナ。昔はまわりに「面白い趣味ですね!」と言われ盛り上がることもあったが、最近は世間にこすられ過ぎて「あ~みんな好きっすよね」で話が終わってしまいがち…。

Movie&Photos:Mitsuo Kijima
Stylist:RUI

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