いろいろな「笛吹」がいます

この湯飲みの存在を知ったのは、半年前。2・3月合併号の「そのとき、財布が開いた!」という企画で、博報堂ケトルの嶋浩一郎さんが2024年のベストバイとして紹介していた。1879年創業の上出長右衛門窯がつくる九谷焼の湯呑だが、なぜかスケボーに乗った人が描かれている!?
なんなんだこれは…と思い調べると、窯の代表的なモチーフである「笛吹」を現代的にアレンジしたシリーズとのこと。オンラインショップにはスケボーに乗っている笛吹の他に、トロンボーンやサックスを吹いていたり、果てはグラフィティを描いている笛吹もいた(もはや笛吹なのか?)。
その中で最終的に購入したのがラジカセを担いだこちら。絶妙なバランスで描かれていて、不思議とラジカセが馴染んでいるように見える。ちなみに、ウクレレバージョンも買うか最後まで悩んだ(いま、また欲しくなっている)。オンラインショップを眺めるだけでも楽しいのでぜひチェックしてみてください!



編集
中林龍平
カルチャー・食担当。トレードマークは、ボリューミーなパーマ(入稿・校了時、1.5倍増)。一年中ほぼシャツ、冬だけニットもあり。年始に琺瑯鍋とフライパンを新調したので、きちんと自炊ができるようになりたい。
Movie&Photos:Mitsuo Kijima
Stylist:RUI
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Editor Shibutsu