タートルネックは嫌いでした
さすがに「とっくりセーター」と呼ぶ世代ではないが、子供の頃からタートルが苦手だった。当時はとにかくニットというかセーター全般の質が悪く、首がずっとチクチク。うまい具合にゆるく編まれたニットなんてのもないから、首周りがキツく肩が凝りまくる。単に環境のせいで自分のセーターが粗悪だっただけかもしれないが、総じてタートルはどこか苦しいものだった。青春時代に雑誌で頻繁に見た某クリニックの広告ビジュアルでタートルネックが揶揄されていたことも、苦手な一因かもしれない。
で、タートルを避け続けた昭和、平成を乗り切って令和に至ると、こんな自分がタートルばっかり着ているのである。コモリのSCOTT & CHARTERS別注タートルはカシミヤ製。子供の頃は存在すら知らなかった「カシミヤ」である。きっと当時はヨーロッパの貴族しか着てなかった。そりゃ着心地がいいはずだ。これはふわっふわの肌触りというのではなく、むしろしっかりハリとコシのあるテクスチャー。首のテンションも締め付けすぎず、かつ首にそっと寄り添うちょうど良さ。服というのは時代に合わせて進化しているし、着心地もよくなっているものだと実感する。いまはチャコールと黒の2枚をローテーション。来年はここにネイビーを加えて、中2日登板体制を確立したい。
ワードローブは、アウトドアやミリタリーものから唐突なハイブランドまで混ぜたもん勝ち。恒例「試着フェス®」発案者だが、ショップに行く暇を惜しみ、試着ゼロ状態で衝動的に通販しがち。好きなモノは、深夜の飲酒からの寝落ち。MT車の運転。スノーボードとキーボード。
Movie&Photos:Mitsuo Kijima
Stylist:RUI