ニート童貞、卒業します!

本誌にもたびたびご登場いただくNEATのデザイナー西野さんとは自分も長いつきあいになります。でも先日、展示会で話をしていた時に「え、NEATのパンツまだ1本もお持ちではないんですか!?」と突っ込まれ、確かにこれだけ日ごろお世話になっているのに、「相当に薄情な話だな」と猛省。ということで、購入させていただきました。人生・初NEATを。“いまさら感”は重々承知ですが、自分が気に入ったのは、ウールのスラックスではなく、チノパンベースの「ニートチノ」。アメトラにも詳しい西野さんが、古き良きアメリカンなチノパンをトラウザーズに寄せていったという一本です。
ニートの代名詞ともいえる、タックで腰回りはスッキリと、そして裾にむけて緩やかなテーパードがきいたシルエット。特殊な洗いの加工で、独特のかすれたような風合いを生み出しているところにもこだわりをひしひしと感じます。スラックスももちろんいいですが、自分はガシガシはけるこの「ニートチノ」の方が断然好み。サンダル、スニーカー、レザーシューズにもあう、オールマイティさも便利です。そして、夏にはいても思った以上に暑くない。これも、今となっては夏場の服選びに欠かせない要素になってしまいましたね。
そして気づけばNEAT自体も、今年でブランド10周年! 西野さん、おめでとうございます! これからも応援しております。



2025年よりUOMOプリント版編集長。実は以前にも8年間UOMOに在籍していた。好きなモノは古いカメラとサウナ。昔はまわりに「面白い趣味ですね!」と言われ盛り上がることもあったが、最近は世間にこすられ過ぎて「あ~みんな好きっすよね」で話が終わってしまいがち…。
Movie&Photos:Mitsuo Kijima
Stylist:RUI