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Cartierの「タンク ルイ カルティエ」
2025.10.10
最終更新日:2025.10.10

Cartierの「タンク ルイ カルティエ」

編集 西坂

大人にサンレイの鈍い輝きを

Cartierの「タンク ルイ カルティの画像_1

ドレッシーな装いにはもちろん、近年ではカジュアルなスタイルに合わせる人も多い「タンク」。新旧ともに高い人気を誇るけれど、その勢いを見ていると、いっそう人と被らない「タンク」欲が増してくる。そしてせっかくなら、今のカルティエが表す気分を身に着けたい。今季登場した「タンク ルイ カルティエ」は、サンレイエフェクトを施したグレー文字盤が美しく申し分ない。そしてプラチナには「自分にしかわからない超贅沢」が宿っている。竜頭にルビーが光るのも、ちょっぴりアブナイ感じがしていい。

そういえばかつて、「サントス」にはグレーの文字盤に同じトーンのロゴを配した、通称“ゴーストダイヤル”と呼ばれる通好みな仕様があった。この「タンク」の場合、ロゴはくっきりと見えるが、それを彷彿とさせる控えめな贅沢さが宿っている。何より放射状の鈍い輝きは、年を重ねた人にこそ似合うと思う。

Cartierの「タンク ルイ カルティの画像_2
Cartierの「タンク ルイ カルティの画像_3
カルティエの時計を代表する「タンク」の新作は、レーザーで細かい放射状のパターンを施したサンレイ仕上げのダイヤルが特徴。プラチナと、ダイヤルにイエローゴールド 仕上げを施したモデルを展開する。手巻き。Pt。ケースサイズ33.7mm×25.5mm。¥3,181,200/カルティエ(カルティエ カスタマー サービスセンター)

カルティエ カスタマーサービスセンター 
TEL:0120-1847-00

西坂和浩プロフィール画像
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西坂和浩

クルマと時計担当。幼少期からのクルマ好きで、大学時代は自動車部に所属。ウェブでは「文化系ネオクラシック車と30人の男たち」も手掛けた。愛車はアルファロメオの「ジュリア」。クルマはイタリア車好き、ワードローブはカジュアルなフレンチスタイルが好み。猫舌のため一年中、アイスコーヒー派。

Photo: Yoshio Kato
Stylist: Takeshi Toyoshima
Composition: Ai Hogami

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