憧憬のボンサック、ついに

昔から映画でバッグに荷物を詰め込むシーンが好きです。最近観たスイスの映画監督アラン・タネ―ルの『光年のかなた』と『白い町で』は、ともに主人公が持っているバッグが魅力的な映画でした。
特にこのふたつの映画にでてきたわけではないのですが、ボンサックには憧れがあります。肩に担いで旅に出る渋さ。ただ、自分にはあのタフな感じが全く似合わない…。そんな思いを抱え続けながら、展示会で見つけたのが、このアエタの新型です。コットンやレザーではなく上品なナイロンで作られているので、これならアリかも!と思った次第。縦に長いため、荷物を取り出すのは少し大変そうなのですが、自転車移動などのアクティブなシーンを想定して安定感ファーストでフォルムを考えているという話を聞いたら納得。
内側に縦24cm×横19.5cmの大きめのポケットがついているので、よく取り出すものはここに入れるのがよさそう。旅に出る系のボンサックではないですが、自分が街中で持つならこれくらいがちょうどよさそうです。
アエタ
info@aeta.website

編集
中林龍平
カルチャー・食担当。トレードマークは、ボリューミーなパーマ(入稿・校了時、1.5倍増)。一年中ほぼシャツ、冬だけニットもあり。年始に琺瑯鍋とフライパンを新調したので、きちんと自炊ができるようになりたい。
Photo: Yoshio Kato
Stylist: Takeshi Toyoshima
Composition: Ai Hogami
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