ミニマムなシルエットに宿る究極のエレガンス
ベーシック、アノニマス、ミニマル——。ザ・ロウの服はひと目でそれと分かるような派手さとは無縁だ。ロゴも装飾も必要最低限。それでも袖に腕を通せば違いが分かるのは、厳選された素材や身体を美しくみせるシルエット、そして目立たないところまで行き届いた丁寧な仕立てゆえ。細部まで妥協のない服作りで、着る人そのものを引き立てる。そんなさりげない贅沢こそ、多くの人を惹きつける理由なのかもしれない。
その美学が端的に表れた一着が、今シーズン登場した「Verna」。 ベースとなるのはベーシックなカーコート。カジュアルな出自を持ちながらラフに見えすぎないのは、上質な素材使いと緻密なパターンによるもの。コットン100%のポプリンを使用した軽やかな仕立てで、シャツブルゾンのようにさらりと羽織れる気軽さも魅力だ。高密度に織られた生地は表面が滑らかで、しっとりとした質感。薄手の中綿にはポリエステル100%を使用し、中綿入りでありながらすっきりとした佇まいに仕上げている。
担当編集&スタイリストの本音試着レビュー
スタイリスト
シルエットも、アームホールの太さも、ちょうどいい。着てみて初めてわかる良さがあって、素直に欲しくなる一着でした。
ザ・ロウ・ジャパン TEL:03-4400-2656
Photo: Yoshio Kato
Stylist: Takumi Urisaka
Text: Miyu Sugimori
Composition: Ai Hogami
03
DOWN 200 【2026-2027】


この手のコートの中では短めの膝上丈、比較的カジュアルなコットン素材、ビッグめのシルエットなのに何故かめちゃくちゃエレガントに見えるのが不思議。襟を立てて、上から上質なカシミヤマフラーを巻いて着たくなる。