「自分の移動手段にハマる万能ダウンジャケット」
アンライクリーの3ウェイハイブリッドダウンジャケット
「アンライクリーはありそうでないものをつくることをコンセプトにしています。3ウェイのダウンジャケットって、意外とないかも? と思って着想したのがこの3ウェイハイブリッドダウンジャケット。僕は日ごろ、電車、車、自転車と、さまざまな移動手段で動くので、どんなときにも対応できる万能なダウンジャケットがほしかったというのが本音です(笑)」
「自転車のときには防寒性が高くて、電車では脱いだらコンパクトになるダウンジャケットがいいなと思ったので、ダウンジャケット自体はダウン量を少なめにして、化繊の中綿ベストを合体させて温度調整できるようにしました。車移動のときには中綿ベストを外して着ればいいので、冬のアウターはこれ1着で盤石です」
「ダウンジャケットは1970年代のヨーロッパのアウトドアブランドのものがモチーフ。ポケットはカーディガンのように、上から手を入れられるデザインになっているのが特徴です」
「インナーのベストはリブ襟が付いたワークスタイル。こちらはマットなナイロンの表地と光沢のあるリップストップのキルティング裏地のコンビネーションで、スタイリングに合わせて選べるリバーシブル仕様」
「デザイナーとして黒い服をつくることが増え、最近は黒が好きになりました。私服でも自然と黒を着ることが多くなり、たまには今日のようにオールブラックもいいかなと。コーデュロイのブルゾン、ブラックデニムともアンライクリーのもので、ジーンズはカバーコードの別注です。インナーはブローシャーのダークグレーのクルーニットから白Tシャツをのぞかせて、自分らしいレイヤードスタイルに」
「スタンドカラーにはフードも内蔵されていて、しかも表地とフードは軽撥水。1月のパリ出張は、これ1着あれば防寒も着回しも十分なのでは? と自負しています」
ビームスのクリエイティブディレクターなどを経て、2023年に独立。同年、自身のブランド「アンライクリー(Unlikely)」「ザ ハーミット クラブ(The Hermit Club)」を立ち上げた。「アンライクリー」はパリでも展示会を開催し、近年は海外でも人気を集めている。
Photos:Ryosuke Harada
Composition & Text:Hisami Kotakemori